進学通信2019年10月号

今月のテーマ
中学受験と私学にかかる費用をどう考える?

私立中学に通うには入学金や学費がかかりますし、受験料や受験準備にかかる費用も少なくありません。それでも私立中学受験をするのはなぜなのでしょう。先輩ママに、中学受験と私学にかかるお金について、お話をうかがいました。

【3】私立中高で得られるものとは?

私学の教育環境には大きな価値がある

 

公立よりもお金がかかる私立にお子さんを進学させた理由をお聞かせください。

 


Sママ

公立の学校は先生の異動が多いと聞いて、教育方針が途中で変わることに抵抗を感じました。できれば中高の6年間、同じ教育方針で見ていただきたいと思ったのです。それには私学が良いと考えました。

 

Iママ

最初のうちは、私学受験にそれほど乗り気ではありませんでした。6年生になる時に本人に受験するかどうかを決めさせたら、「がんばりたい!」と言うので、そこから親子で本気になったのです。私立の文化祭などに行ったり、先生のお話を聞いたりしているうちに、面倒見の良さなど私立の魅力に惹かれていきました。大学入試が変わる時期でもあるので、とくに教育内容は気になりましたね。

 

入学してみて、いかがですか?

 

Iママ

さらに私学の良さを感じています。6年間続けて部活動もできますし、思っていた以上の価値がありますね。友達も、みんな勉強の習慣がついています。公立中学のママにお子さんの様子を聞くと、「勉強なんか全然しないよ」と言っていたので、違いを感じます。息子の学校は保護者も似た価値観の方が多く、学校のことに非協力的な方はいません。

 

Yママ

子どもが小学生の時にたまたま出会った先生が事なかれ主義で、保護者の顔色を見るような人物だったことが、中学受験を考えるきっかけになりました。小学校の授業も、子どもの好奇心を引き出すようなものではなく、授業参観で見た算数の授業では、時間内に問題を1問解いただけ。解き終わった子たちはだらだらしているのです。「公立小学校ではこんな授業をしているんだ」と、ショックを受けました。私立中学に入れてみて、より良い教育環境を与えられたことを考えると、費用面も納得できます。

 

Kママ

中高の6年間、同じ学校に続けて通いながら、将来の夢を探してほしいと思いました。先生方も6年間という長いスパンで子どもたちを見てくださいます。こうした私学の環境で、人間として成長するための一番大事な基礎の部分を育てていけたらと考えました。また、グローバル教育にも関心があります。海外だけではなく、地元にとどまらずに外の世界を見ることが大切だと思うのです。私立にはいろいろな地域から生徒が集まってくるので、友達から受けるさまざまな刺激も勉強になるのではないかと思います。

 

Aママ

娘はもう私立の中高を卒業しましたが、お友達がとても良かったですね。人間関係に恵まれて、6年間嫌な思いをすることなく過ごしました。学校はしっかり勉強させてくれますが、中学時代は高校受験がないぶん、のびのびしていました。友達が勉強するので、自ら学ぶ環境に身を置くことができたのも魅力です。
最近、息子も友達に誘われて大学のオープンキャンパスに行くようになりました。もう親があれこれ言っても従ってはくれない年齢なので、友達の存在は大きいです。2人とも中高で一生の友達を作れたのではないかな。

 

Sママ

「勉強することは恥ずかしいことではない」という雰囲気がありますね。勉強している子に対して、「目標に向かってがんばっていてすごい!」という称賛のまなざしが向けられるみたいです。小学校では勉強している姿を人に見せられませんでしたが、今は隠す必要はなく、通学電車の中でも友達と勉強しているようです。

 

実際に通っているお子さんも保護者も、私学に対する満足度は高いようです。教育環境の大切さについてもよくわかるお話でした。ご参加くださったお母様方、ありがとうございました。

今月の先輩ママたち

Aママ

私立女子進学校を卒業した大学4年生の姉と、私立男子進学校高2の弟のママ。

Yママ

私立大学付属校高2の兄と、同じ学校の中1の弟のママ。

Kママ

私立男子進学校中3の兄と、公立小学校小6の弟のママ。

Sママ

私立女子進学校に通う中2のママ。

Iママ

私立男子進学校に通う中2のママ。