進学通信2019年9月号

今月のテーマ
家族で乗り越えた中学受験と私学への期待

中学受験では家族の協力が不可欠と言われます。ママがリードする家庭は多いようですが、パパやそのほかの家族はどのように関わると良いのでしょうか。今年、お子さんが中学受験をしたママたちに、“家族の協力”についてお話をうかがいました。

【1】中学受験に対する考えは積極派も消極派も

学校説明会へ行って“私学派”に

 

中学受験をするにあたって、パパはどのようなお考えでしたか?

 

Tママ

ウチは主人も私も地方出身者で、中学受験とは無縁の環境でした。上の子が「中学受験をしたい!」と言った時、主人は都立中高一貫校の受検をイメージしていたようです。たまたま入ったのが私立中学受験をめざす家庭が多い塾で、その流れに乗って中学受験をすることになりました。
私は以前から先輩ママたちに話を聞いていて、私立中学に興味があり、中学受験については賛成でした。でも、主人は中学から私立に行くことに最初は賛成ではなかったと思います。それが学校説明会などに行って学校を見ていくうちに理解が深まり、「私学、いいね」という気持ちになっていったようです。

 

パパも一緒に学校説明会に行かれたのですね。

 

Tママ

はい。週末は夫婦で行動することが多いので、私が「学校に行くよ」と言えば、本心はわかりませんが、夫は嫌とは言いませんでしたね。自発的ではありませんが、言えば付き合ってくれましたし、できることはなんでもやってくれました。

 

Oママ

それはうらやましい! ウチは主人が単身赴任で遠方にいるので、ほぼ私が決めて夫に報告するというスタンスでした。私が決めたことについてはすべてOKしてくれましたね。
そこで“父親代わり”となってくれたのが、実は同居している私の父なんです。娘からすると祖父です。勉強を教えるのも塾の送迎も、すべてバックアップしてくれました。私が行けない時は学校説明会に行ってくれたことも。
父は私が子どもの頃は仕事第一で、教育熱心ではなかったですが、孫となると力が入ってしまうようです(笑)。

 

おじいさまは、中学受験にはもともと賛成だったのですか?

 


Oママ

大賛成でした。できることならどんどん勉強させようという考えでしたね。
一方、私の母は受験には一歩距離を置いていて、「そんなに勉強させるのはかわいそう」という考え。成績が下がると、「これ以上大変な思いをさせたくない」と言い、家族間で口論になったこともありました。いろいろと意見を戦わせながら、家族一丸となって娘の中学受験を乗り越えたという感覚ですね。

 

ママと祖父母、そして遠方にいるパパも含めて、みんなでお嬢さんのことを心配し、サポートした受験だったのですね。Yさんはいかがでしたか?

 

Yママ

主人が娘を溺愛していて(笑)、地元の公立中学の良くないウワサを聞くと、「そこへは絶対に入れたくない!」と言っていました。ですから中学受験については文句なしに協力してくれましたね。文化祭や学校説明会には、私よりも数多く足を運んでいました。

 

お嬢さんの進学した学校の文化祭にも、パパが連れて行かれたそうですね。

 

Yママ

そうなんです! 小6の秋に、主人がその学校の文化祭に行くと言うので、私は「どうせ受けないから私は行きません。2人で行ってきて」と送り出したんです。当時、まだ娘の偏差値が届いていなかったので、受験するとも合格するとも思っていませんでした。でも、主人と文化祭に行った娘は、「とてもいい学校だったよ」と感動して帰ってきました。その後、成績が伸びてその学校を受験して入学することになり、「あの時、よく娘を連れて行ってくれたな」って思います。

今月の先輩ママたち

Yママ

私立女子進学校中1のママ。自営業。

Oママ

私立女子進学校中1のママ。フルタイム勤務。

Tママ

私立男子進学校中3の長男と、別の私立男子進学校中1の次男のママ。パート勤務。

Kママ

私立男子進学校高2の長男と、別の私立男子進学校中1の次男のママ。専業主婦。