進学通信2019年8月号

今月のテーマ
私立中学受験の理由と志望校の選び方

私立中学をめざすご家庭では、お子さんが私学で学ぶ意味をどのように捉えているのでしょうか? 今回は、私学に通うお子さんを持つ先輩ママたちに、私立中学受験を決めた理由と、学校選びについてうかがいました。

【5】中学受験が家族にもたらしたものは大きい

私学の環境の中でわが子の成長を期待

 

入学してからの学校に対する感想はいかがでしょうか。

 


Mママ

入学した学校には息子の居場所がしっかりあることがわかり、学校選びは間違っていなかったとホッとしています。

 

Sママ

思ったより活発な生徒が多いです。娘は小学校時代、どちらかというと外で遊ぶよりも図書室で本を読んでいるタイプでしたが、今は休み時間に外へ出て友達と追いかけっこをしていると聞いて、うれしく思っています。小学校時代は出せなかった自分のキャラクターを出せる環境の中で、娘は今、学校に行くことが楽しくて仕方がないようです。

 

中学受験が本人や家庭にもたらしたものは何だとお考えですか?

 

Mママ

たぶん息子は親のサポートなしでは受験することはできなかっただろうと思います。受験生時代はなかなかやる気を出さず、ヤキモキさせられました。私も必死になっていたのでその時は気づきませんでしたが、振り返ってみると、人生であんなに息子と密接に関わることは、この先もうないかもしれないと感じます。ともに苦しくて大変な時間を過ごしたからこそ、今、お互いを信頼し、平穏な生活を送ることができているのではないかと思います。もし中学受験をしていなければ、今も私は「勉強しなさい」とうるさく息子に言っていたと思います。親子関係をステップアップさせるための貴重な時間だったと言えますね。

 

Sママ

受験を通して、「努力は裏切らない」ということを娘は学んだと思います。以前は、習い事の練習も私が言わなければなかなかやろうとしなかったのに、今は家でも部活動の練習を積極的に行っています。

 

Kママ

中学受験をしていなければ、私は仕事を増やして息子のことを見ない生活をしていたと思います。中学受験を通して家族一丸となって息子を応援する気持ちを持てたことは、家族にとって何か大きなものを得たように感じます。

 

それはご家族の“一体感”とか“絆”といったものかもしれませんね。改めて、お子さんを私学に通わせる意味とは何でしょう。

 

Mママ

将来、私学出身かどうかが大きな差になるのではなく、本人が中高の6年間をどう過ごすかにつきると思います。6年間続けて一つのことに集中できるとか、友情を深め合うことができるという私学のメリットを、どれだけ活用するかですね。保護者にとって私学には、わが子が立派な大人に成長していくことを期待させてくれるものがあり、楽しみを味わわせてもらっています。

 

Sママ

価値観の似たお友達と一緒に楽しく過ごして成長していってもらいたいですね。高校生の先輩からも、さまざまなことを吸収していってほしいと願っています。

 

Kママ

とくに大学付属校では母校愛が育ちやすいと思います。将来社会に出て、会社という組織に属して貢献していくことを想定すると、学校という中で自ずとそういう空気をまとえることもメリットかもしれません。

 

中学受験によって、お子さんとの豊かな思い出ができたようですね。私学生となり、将来は私学出身者となるお子さんへの大きな期待が伝わってきます。先輩ママの皆さん、ありがとうございました。

今月の先輩ママたち

Sママ

私立女子進学校に通う中2のママ。お子さんはひとりっ子。

Mママ

高2の姉と、私立男子進学校に通う中2の弟のママ。

Kママ

私立女子進学校高2の姉と、私立男子付属校に通う中2の弟のママ。