進学通信2019年8月号

今月のテーマ
私立中学受験の理由と志望校の選び方

私立中学をめざすご家庭では、お子さんが私学で学ぶ意味をどのように捉えているのでしょうか? 今回は、私学に通うお子さんを持つ先輩ママたちに、私立中学受験を決めた理由と、学校選びについてうかがいました。

【3】無視できない偏差値と過去問の相性

志望校を考える際に、偏差値は重視されましたか?

 

Sママ

まずは、偏差値ありきで学校を探したところはありますね。塾から、「お子さんの偏差値の上下10ポイントの範囲の学校を見てください」と言われて、学校見学に行きました。その中から、親子の意見や学校の雰囲気などを考慮して絞っていき、最終的に受験校を決める際には、過去問の内容も参考にしました。「過去問を解いていて楽しい」と本人が思う学校を受験することになりましたね。

 

Mママ

ウチも、過去問の相性は大事にしました。入試問題は、「こういう問題に合う子どもを求めている」という学校の思いが表れていると考えたので、過去問は志望校決定の決め手になったと言えます。

 

学校のレベルについては、いかがですか?

 

Mママ

偏差値や大学合格実績も見ましたよ。レベルの高い学校に行けば必ず選択肢が広がるというわけではありませんが、本人が将来なりたいものを選ぶ時に、いろいろな進路の方向を考えられるようにしておきたいと思いました。

 

Kママ

やはり偏差値は重視しました。入学後も勉強は続きますし、勉強するために学校に行くわけですから、勉強についていけずに毎日が辛くなったら大変!

 

背伸びをして入学しないほうがいいというお考えでしょうか。

 

Kママ

そうですね。背伸びをして入って伸びるお子さんもいるでしょうけど、親から見て、ウチの子は性格的にそうではないと思ったので。ただ本人は、「少しでも偏差値が上の学校がいい」と思い込んでいるふしがあり>ました。偏差値表を見ては、「自分の偏差値より下の学校には行きたくない」というふうに考えていたようです。そこは、親がうまく誘導する必要がありました。ウチの場合は、夫婦で候補になった学校のメリット・デメリットをあげて話し合い、ここがいいのではないかと決めた後、夫が本人にうまく話をしてくれました。説得するのではなく、その学校に連れて行ったり、学校のいいところを効果的に話したりして……。そうするうちに息子自身が「ここに行きたい」と言うようになっていきました。

 

ご主人が大活躍されたのですね。

 

今月の先輩ママたち

Sママ

私立女子進学校に通う中2のママ。お子さんはひとりっ子。

Mママ

高2の姉と、私立男子進学校に通う中2の弟のママ。

Kママ

私立女子進学校高2の姉と、私立男子付属校に通う中2の弟のママ。