進学通信2019年8月号

今月のテーマ
私立中学受験の理由と志望校の選び方

私立中学をめざすご家庭では、お子さんが私学で学ぶ意味をどのように捉えているのでしょうか? 今回は、私学に通うお子さんを持つ先輩ママたちに、私立中学受験を決めた理由と、学校選びについてうかがいました。

【1】自分で学校を選択できることも魅力

中高の6年間を有意義に過ごしてほしい

 

中学受験を決めたのは、私学に期待することがあったからだと思います。それは何でしたか?

 


Mママ

私立の学校は面倒見がいいという印象があったので、それがいちばん期待したところですね。また、地元の公立中学に行った場合は、中学3年間があっという間でせわしないと思いました。中高一貫校であれば、じっくりと勉強や部活動に取り組めるのがいいですよね。

 

Sママ

私も、中高6年間同じクラブに所属して打ち込んだり、高校受験にわずらわされず、興味を持ったことに挑戦したりできると考えました。また、公立中学に進学すると、高校受験が大変だと聞きました。勉強というよりは、内申書を良くするのが大変らしく、せっかくの多感な時期に、そういうことに神経をすり減らすのはもったいないと思ったのです。それで最初は公立、私立関係なく、中高一貫校を受験させたいと思っていろいろな学校を見に行きました。そうするうちに、娘には女子校が向いていると思い、私立に絞って受験することになりました。

 

Kママ

上の子が私学で満足感を得られているので、「下の子も私学に」という気持ちが強かったです。中学受験をすれば受験校は選べるので、自分たちで選んだ学校なら、家族で納得できるだろうとも思いました。

 

皆さんのお子さんが通われている私学は、女子校・男子校ですね。

 

Sママ

女子校が娘に合っていると思ったのは、小学校時代、男子がとても幼いと感じているのがわかったからです。そういう女の子は、女子校のほうが力を発揮できるのではないかと考えました。

 

Mママ

ウチは男の子なので、今のお話の逆パターンですね(笑)。上の娘が共学校に通っていて、もちろん共学もいいところはありますが、学校行事で率先していろいろな役職に就くのはたいてい女子なのです。とくに中学時代までの男子は精神的に幼いので、息子の成長のためには男子だけの学校のほうがいいと思いました。

 

Kママ

上の子が女子校に通っており、居心地が良さそうです。中高時代は成長期の中でも、さなぎがチョウになる前の、ちょっと不格好な時期だと思います。その時代を異性に見せないことで、自己肯定感を得られることもあるのではないかと、上の子の学校の生徒たちを見ていて思いました。人の目を気にすることが、いいほうに働けばいいのですが、悪いほうに働くこともありますよね。私自身が中学時代、共学校に通っていて、女子が男子をバカにする発言をしたために男女の仲が大変悪くなり、楽しくない学校生活を送ったことも影響しているかもしれません。また、これは別の心配ですが、息子はちょっとませていて、早く女の子を好きになりそうなので、母親としては〝共学校に入れるのは心配〟という気持ちもありました(笑)。

 

モテそうなタイプのお子さんなのですね(笑)。逆に、〝女の子に興味がなさそうだから、モテなくても自信を失わなくて済むように男子校に入れたい〟というお母さんの話もお聞きしたことがあります。息子さんは今、男子校に通われていていかがでしょう。楽しそうですか?

 

Kママ

はい。「男子校は楽しい!」と言っています。この年代の男子は、友達同士で体をぶつけ合ったりすることが好きみたいで、自然にそういうことができる男子校の環境は、のびのびできていいのでしょうね。

 

Mママ

本当に男子は濃密な接触をしますね(笑)。息子の学校でも、生徒たちは制服を着たまま廊下で転げまわって遊んでいるようです。

 

共学校には〝男女が協力し合う〟ことを学べるメリットもありますが、男子校、女子校も大変楽しそうで、それぞれの長所がわかります。

 

今月の先輩ママたち

Sママ

私立女子進学校に通う中2のママ。お子さんはひとりっ子。

Mママ

高2の姉と、私立男子進学校に通う中2の弟のママ。

Kママ

私立女子進学校高2の姉と、私立男子付属校に通う中2の弟のママ。