進学通信2019年7月号

今月のテーマ
中学受験を乗り越えて実感したわが子の成長

子どもにとっても保護者にとっても、ビッグイベントとなる中学受験。今回は、2019年の中学受験を経験し、私立中学に入学したばかりのお子さんを持つママたちに受験生活を振り返っていただきました。

【3】忘れられない 入試期間に成長する姿

子どものメンタルに配慮 受験校は全部「第一志望校」

 

今年の春の中学入試を経験されて、いかがでしたか?

 

Yママ

主人が「満員電車で通学させたくない」と言うので、比較的家から近い女子校を中心に学校選びをし、4校受験しました。4校ともすべて第一志望校なのです(笑)。「憧れの第一志望校」、「現実的な第一志望校」、少し遠いけれど私が気に入った「別エリアの第一志望校」、それから「共学校の第一志望校」です(笑)。

 

志望順位を決めなかった理由はなんでしょう。

 

Yママ

本心は「憧れの第一志望校」が本当の第一志望なのですが(笑)、「どこの学校になっても大丈夫だよ」という親からのメッセージですね。娘のメンタルを心配して、保険をかけたのです。結果的に、娘は「憧れの第一志望校」に合格しました。

 

 

Oママ

わが家は、入試の初日は確実に合格できると思われる学校を受け、そこからは、「ここがダメならこの学校」というようにスケジュールを立て、全部で5校受験しました。進学することになったのはチャレンジ校で、塾の先生が強く勧めてくださった学校です。合格後は、そのチャレンジ校と共学校のどちらに進学させるか悩みました。すると娘が泣いて、「この学校に行きたい」と、チャレンジ校を選んだのです。それまでは受からないと思っていたので、遠慮して「行きたい」とは言えなかったようです。

 

本当は行きたかったのですね。合格はうれしかったでしょうね。

 

Tママ

1月に1校、2月1日午前に第一志望のA校、午後にB校、そして2日にC校を受験し、A校に合格したので、そこで受験は終了しました。1月校以外は、長男とは違う学校を受験しました。

 

どんな基準で学校選択をしたのでしょうか?

 

Tママ

実は長男は第一志望校が残念な結果で、第二志望校に通っています。長男の第一志望校だった学校を、次男に受けさせたくないという気持ちが親心としてありました。その学校にもし次男が受かったら、長男がかわいそうかな……と思ったのです。次男には同レベルの学校からA校を選び、連れて行ったところ本人がとても気に入ったので、結果的に良かったと思います。

 

Kママ

ウチは長男の時とほぼ同じ学校を受験しました。1月校を2校、2月は1日から4日まで受験しました。第一志望校の合格発表が3日だったので、3日まで受験するのは最初から決めていましたが、第一志望校が不合格だったため、4日も受けることになりました。

 

お兄さんが通う学校を第一志望校にしていたのですね。

 

Kママ

はい。3日にそこがだめだったとわかり、本人は帰宅後、寝室にこもって泣いて泣いて……という状態になりました。模試の判定も良く、本人も自信があったので、ショックは大きかったのだと思います。その時は、3日に受けた第二志望校の結果が出ていない状況だったので、翌日の「4日の入試に行こう」と言ったのですが、「絶対に行きたくない」と拒絶。私は説得できず、塾の先生に電話して息子と話してもらいました。先生は、「このままでは終われないだろう。4日校も勝ち取って見返してやれ」と言ってくださり、電話を切ったら本人はすっきりした顔で「明日、行くよ!」と宣言し、翌朝は清々しい表情で出かけることができました。4日の試験が終わり、私が試験中にネットで知った3日校の合格を告げると、〝どや顔〟で「とんかつ食べたい!」って言いました(笑)。

 

3日の学校に進学することになったのですね。

 

Kママ

はい。社会人になっても役立つような教育を行う学校で、とくに主人が気に入っていました。私は4日の学校も好きでしたが、本人が3日校を選び、主人は今回の結果をとても喜んでいます。

 

ご本人も3日の学校に合格してうれしかったのでは?

 

Kママ

合格を知って晴れやかな顔はしていましたが、入学までは「あの学校も楽しめるかな?」とポツリと言うことがありました。その時はちょっと胸が痛みましたが、主人と私とで大いに盛り上げ、「素晴らしい学校だよ」とアピールしましたね(笑)。また、長男の一言に私は救われました。長男の学校は合う、合わないがはっきりしていて、長男の性格にはよく合っていますが、「弟には合わないと思う。来なくて良かったよ」と言っていました。さらに長男が今、お世話になっている予備校の先生が弟の通う学校の出身だそうで、「すごくいい学校らしいよ」と、何気なく言ってくれたりもします。

 

いいお兄ちゃんですね。

 


Kママ

次男は憧れの兄の背中を追いかけ、達成できなかった悔しさを経験しましたが、長男がうまくフォローしてくれました。入学して、次男も楽しそうに学校生活を送っており、今は本当に良かったと思っています。

今月の先輩ママたち

Tママ

私立男子進学校中3の長男と、別の私立男子進学校中1の次男のママ。パート勤務。

Kママ

私立男子進学校高2の長男と、別の私立男子進学校中1の次男のママ。専業主婦。

Oママ

私立女子進学校中1のママ。フルタイム勤務。

Yママ

私立女子進学校中1のママ。自営業。