進学通信2019年2・3月号

今月のテーマ
私立中高6年間の学校生活で得たものとは

中高時代の6年間は、心も体も大きく成長する時期です。どんな教育環境で育つのが望ましいのでしょうか。私立中高を卒業したお子さんと卒業を目前に控えたお子さんのママたちに、6年間を振り返っていただきました。

【2】学校生活の中で自分が輝ける経験

後輩のお手本となるべく自分を律するように

 

Tさんのお嬢さんは、もうすぐ卒業の高3生ですね。

 

Tママ

はい。長女の学校は小規模なキリスト教の女子校で、娘は推薦で大学へ進むことに決まりました。娘はガツガツ勉強するタイプではありませんが、課題などには真面目に取り組み、先生にも好かれていたので、推薦枠の多い学校で良かったなと思います。受験勉強よりもほかの場面でがんばった学校生活だったように思います。

 

どんな場面で活躍されましたか?

 

Tママ

毎朝の礼拝でオルガンの伴奏をしたり、文化祭のダンス発表などで目立っていたようです。また、高3生の中から、中1のお世話をする役割が数名の生徒に与えられるのですが、それにも選ばれて、中1生の学校生活の面倒を見たり、勉強が遅れている子のフォローなどもしていました。娘は公立校やマンモス校に行っていたら埋もれて目立たなかったかもしれませんが、輝ける場面をたくさん与えてもらえた学校でしたね。

 

それはお嬢さんにとって、どんなふうに良かったと思われますか?

 

Tママ

中1のお世話係になると“ファン”がついて(笑)、後輩から手紙やプレゼントをもらうこともあるんです。“後輩に幻滅されないように生活をきちんとしなくては”と思っている様子が見受けられましたね。例えば、朝起きるのが遅くなった時も、遅刻している姿を見られたくないので、ものすごい速さで支度して出かけていました。

 

 

後輩が先輩に憧れることは多いのでしょうか?

 

Tママ

女子校はとくに多いようです。娘も中学の時に高校生の先輩に憧れて、「先輩はがんばって大学の○○学部に進んだから、私もああいうふうになりたい」と言ってお手本にしていました。身近に尊敬できる先輩がいるのは、とてもいいことだと思います。

 

中学受験の学校選びの際、指定校推薦のある学校がいいと考えていましたか?

 

Tママ

そこまで深く考えていなかったですね。校風で選んでいましたから。娘はほかの学校が第一希望でしたが、入学してからは「この学校で良かった」と言っていたし、結果オーライだと思います。ただ、推薦枠の少ない進学校に通っていたら、もっと上位の大学をめざしてがんばっていたのかなという気持ちもなくはありません。学年トップの生徒が、模試では難関国立大学の合格可能性も高かったのに、推薦で私大に進むことにしたという話も聞きました。推薦があるがために挑戦しない子が多いということは、よくお母さんたちの間でも話題になります。でも娘の性格から考えると、上位の大学に向けてガツガツ勉強する可能性は低かったでしょうから、これで良かったことにしようと思います。

今月の先輩ママたち

Tママ

私立女子進学校高3の長女、私立男子進学校高1の長男、私立共学進学校中2の次女のママ。

Mママ

私立男子進学校を卒業した長男と、別の私立男子進学校高1の次男のママ。

Sママ

私立男子進学校を卒業した大学3年生の長男、私立女子進学校高1の長女、私立男子進学校中2の次男のママ。