進学通信2018年11月号

今月のテーマ
中学受験生とママのストレスってどんなもの?

中学受験では、受験生本人やママがストレスを感じることも多いようです。どんなことがストレスの原因になるのか、それを解消するためにはどうすればいいのか、先輩ママたちの経験談を聞いてみましょう。

【4】中学受験をさせたことに後悔はない

ストレスを乗り越えて受験をさせて良かった!

 

お子さんは、中学受験する意味を理解されていたようですか?

 


Fママ

説明しましたが、「理解できていなかった」と息子は後で言っていました。中学受験の勉強で本人も親も疲れているケースは多いと思います。「この勉強をすることが、あなたのメリットになる」ということをうまく伝えられれば、中学受験でつらい思いをしている子どもの何割かは、勉強する気になるかもしれないですね。

 

Yママ

ウチの長男も、「親のために受験勉強している」と言って、ずっと受験に納得していませんでした。6年生の秋ごろ、彼の態度を見かねて、「受験勉強に気が乗らないままどこにも受からないと、また3年後に受験だよ」と言いました。「私立中学に入学すれば、高校受験はなくて、次の受験は6年後。どう思う?」と聞いた瞬間、顔色がちょっと変わって「確かにそうだな」と言いました。3年後の高校受験のためにまたすぐ受験勉強するのは嫌だと思ったようで、それからは彼なりに勉強するようになりました。そこが彼の転機になったのだと思います。

 

振り返ってみて、中学受験についてどうお考えですか?

 

Yママ

長男は行きたい学校のうちの一つに合格しました。入学した学校の雰囲気は温かくて、息子に合っていたんですね。おかげで楽しい中高生活を送ることができ、卒業した今も、中高時代の友達とつながっていて、一緒に旅行したりしています。中学受験は嫌がっていましたが、「結果オーライ」だったと思います。息子の口から「中学受験して良かった」とはっきり言われたことはありませんが、その気持ちはにじみ出ていると感じます。

 

Aママ

中学受験におけるストレスはありましたが、今となってはやはり受験させて良かったと思っていますし、子どもたちにもそう思っていてほしいですね。現在大学生の娘は、出身校名を言うと「頭がいいんだね」と言われるそうで、塾講師のアルバイトも一発で受かります。納得できる大学に受かったのも、出身中高での教育があってのことだと思います。息子も、あんなに勉強しなかったのに、自分に合う校風の学校に入学でき、今とても楽しい学校生活を送っています。

 

Fママ

どこに入学することになるかは、選ばれるような気がします。きっとご縁のあるところに導かれていくのでしょうね。中学受験で大変だった息子も、中高時代はそれなりに楽しく、先生方とも仲良くなって、のびのびと過ごしていました。中学受験について否定的なことを言っていた時期もありましたが、最近は「お母さんの考えでやったことは理解してあげよう」と言うようになりました(笑)。
娘の一人からは「中学受験させてくれてありがとう」と言われたのが印象的です。高校卒業後、成人式の時に同窓生で集まる機会があり、「楽しかった。こんなにいい仲間を持てて良かった」と、何度もお礼を言われました。

 

それはうれしいですね。ママの努力がお子さんたちに伝わっているようです。受験生時代、お子さんのストレスになんとか対処しようと試行錯誤しながら工夫されてきたママたち。そしてママたち自身も、うまくストレスを発散してがんばってこられました。そんな先輩ママのお話からヒントを得て、これからの受験生活を乗り越えてください。

今月の先輩ママたち

Fママ

長男、長女、次女のママ。全員中学受験を経て私立中高で学び、大学卒業後、社会人になっている。

Aママ

私立女子進学校を卒業した大学3年生の長女と、私立男子進学校に通う高校1年生の長男のママ。

Yママ

私立男子進学校を卒業した大学1年生の長男と、別の私立男子進学校の高校1年生の次男のママ。