進学通信2018年11月号

今月のテーマ
中学受験生とママのストレスってどんなもの?

中学受験では、受験生本人やママがストレスを感じることも多いようです。どんなことがストレスの原因になるのか、それを解消するためにはどうすればいいのか、先輩ママたちの経験談を聞いてみましょう。

【1】ママのストレスの原因は「子どもが勉強しない!」

“すごみ”をきかせて机に向かわせたことも

 

お子さんの受験生時代は、どんなことでストレスを感じましたか?

 


Fママ

子どもの成績が上がらなかったことですね。息子の時は「どうしてこんなにできないんだろう」と悩み、塾の先生に必死で相談したこともありました。先生は「彼は一生懸命やっています。成績が悪いのは、私たちが至らないからです」と言ってくださって、「絶対そんなことはない」とわかっていましたが、その言葉でずいぶん気が楽になりました。

 

Aママ

やはり、息子が勉強しないことが大きなストレスでした。私が試して1回だけ効果があったのは〝すごみ〟をきかせたことです(笑)。小学校5年生の時、「今度のテストで、成績順のクラスが上がらなかったら、あなたのお年玉貯金で、ママの好きなバッグを買います」と宣言しました。「これに決めた。楽しみだわ」と、ブランド物のバッグの画像を見せて(笑)。そうしたら、息子は火がついたように勉強し、いい成績をとってクラスも上がりました(笑)。でも、その手は二度と使えませんでしたね。6年生になると、そんなことも言えなくなってきてしまいました。

 

「やればできるのに」という思いが、ママのストレスになったのですね。

 

Aママ

そう思います。6年生の時に、塾のクラス分けテストで計算問題が全問不正解だったためクラスが下がってしまい、本人が「これはまずい」と思ってがんばったことがありました。そうしたら、次のテストでは表彰状をもらえるほどの成績をとったのです。「がんばればできるのに、なぜ勉強しないの?」と、イライラしていました。
入試直前の時期に、息子の勉強部屋でゲーム機を見つけ、「受験が終わるまでゲームはやらないと約束したはずなのに」と腹が立ち、寝ていた息子をたたき起こして烈火のごとく怒ったこともあります。

 

Fママ

私はひたすら悲しかったですね。「子育ての、どこで手順を間違えたんだろう」と考えていました。「幼少期の読み聞かせの量が足りなかったのかな?」とか、「遊ばせるときの教材が悪かったのかな?」とか、いろいろ考えこんでいましたね。けっきょく夫に八つ当たりして、「あの子の成績が悪いのはパパのせいよ」と言っていました(笑)。あきれていたのか、私が怖かったのか、夫は言い返しませんでしたね。

 

やさしいご主人ですね。

 

Yママ

ウチはきょうだいでストレスの原因が違います。上の子の場合は学習習慣が最後までつかなかったことです。小4から受験勉強を始めて、受験が近くなったらがんばらせようと思って長い目で見ていたのですが、5年生の時に反抗期がきて、言うことを聞かなくなってしまったのです。周りに受験する友達もいなくて、「受験するのは親の都合。僕は仕方なく勉強をさせられている」と言っていました。受験に対するモチベーションは、なかなか上がりませんでしたね。
その経験があったので、下の子の時は早くから受験勉強に伴走して、学習習慣をつけるように促しました。「出された宿題は必ずやること」を徹底させたためか、決めたことはやるようになりました。ただ、次男は字が汚くて、何を書いているのか読めない(笑)。国語の文章も、算数の数式もていねいに書く習慣がつかないまま、受験生時代は終わってしまいました。それについては、ずっとイライラさせられていましたね。

今月の先輩ママたち

Fママ

長男、長女、次女のママ。全員中学受験を経て私立中高で学び、大学卒業後、社会人になっている。

Aママ

私立女子進学校を卒業した大学3年生の長女と、私立男子進学校に通う高校1年生の長男のママ。

Yママ

私立男子進学校を卒業した大学1年生の長男と、別の私立男子進学校の高校1年生の次男のママ。