進学通信2018年6月号

今月のテーマ
受験生活は親子の思い出 わが家の2017年度中学受験

小学校時代の数年間塾に通い、中学受験をめざして勉強する子どもたち。それを支える保護者の方にとっても、中学受験は大きな出来事だと思います。2017年度の中学受験を経験したママたちにお集まりいただき、その体験談をお聞きしました。

【1】合格までの道のり「苦」も「楽」も経験

みなさん、合格おめでとうございます! 受験はいかがでしたか?

 

Mママ

合計5校受験し、第一志望校に合格しました。ところが、1月に受けた3校は、1勝2敗。そのうち1校は塾に勧められ、第一志望校よりも難しい学校を受けたのです。「より自信をつけさせる」という塾の考えがあったと思いますが、残念な結果になってしまいました。実は、2月1日はダブル出願しており、もし1月校の受験が順調でなければ、第一志望校より易しい学校を受けることにしていました。でも、本人がどうしても第一志望校を受けたいと言うのでその通りにしたのです。

 

本人の希望を優先してよかったという結果になったのですね。

 

Mママ

第一志望校の問題は、息子と相性がよかったので、「1月校で調子が出なくても、もしかすると合格するかな」という思いもありました。志望校合格という意味では成功しましたが、1月校受験をうまく使えたかというと、そこはちょっと失敗だったかもしれません。ただ、今になって本人は、「1月校に不合格になったことで身が引き締まり、かえってよかったかもしれない」と言っています。

 

Kママ

1月校は、予定していたよりも増えて3校受験。友達が受けるという学校を「僕も受けたい」と言うので、「じゃあ、受けたいだけ受けなさい」という感じでした。もうその頃はお祭りみたいでしたね(笑)。親が行かせてもいいと思う1月の学校が1校受かっていたので、「好きなようにどうぞ」という気持ちでした。2月校は4校受験し、第一志望校は残念な結果でしたが、本人が納得できる学校に合格しました。

 

Nママ

私の希望で公立中高一貫校を受検させたので、1月校を1校受けた後は、2月1日の私立の第一志望校と3日の公立で終わりにしようと思っていました。ところが、塾の先生から「間があくと子どもが落ち着かないので2日もどこか受けさせてください」と言われ、2日とさらにもう1校出願し、計5校受験しました。入学するのは、後から受験を決めた学校です。子どもにとっては見学したこともない学校へ行くことになり、親としては申し訳ない気持ちが残りました。受験が終わった後に、「地元の中学校に行く選択肢もあるけど、どうする?」と聞いたら、本人は「新しい環境で中学生活を始めたい」と言うので、進学先は合格した私立中学に決めました。

 


Sママ

1月に2校、2月に3校を受験し、すべて合格することができました。1月の受験の頃、実は私が緊張のあまり具合が悪くなってしまい、お医者さんに「ストレスがたまっています」と言われ、ビタミン剤とか漢方などを処方してもらっていました。すると、受験生の娘が、お守りを作ってくれて「これがあれば大丈夫だから」と言って私に渡してくれたのです。

 

Kママ

普通は親が子どもにお守りを渡しますよね。逆では?(笑)。

 

Sママ

すごくダメな母親でした(笑)。よく受験生のお母さんは〝女優にならないといけない〟などと言われますが、演じるどころか受験生に心配され、負担をかけてしまいました。

 

それぞれの受験にドラマがありますね。ところで、お子さんが中学受験をされたきっかけはなんだったのでしょう。

 

Sママ

小4になる少し前から小学校では塾に通う子が増え、気がついたら放課後遊ぶ人がいなくなっていました。「私も塾に行ってみようかな」と娘が言い出したので、小4のゴールデンウィーク明けから通塾を始めました。

 

Mママ

息子は、上の子の受験が終わったタイミングで受験したいと言い出したので、小3の終わり頃からですね。

 


Kママ

ウチも姉の中学受験が終わった時に、自分から受験を希望しました。姉の受験の途中の苦労は知らないまま、合格してみんなが幸せそうにしているところだけを見て、受験に対していいイメージを持ったようです(笑)。

 

Nママ

4年生になった頃に、本人が「受験したい」と言い出したのですが、一時の気の迷いだと思って放っておいたところ、1年たっても言い続けるので、それならやってみようかということになりました。塾に通った期間は2年間ぐらいです。上の子は、中学受験はせず、公立中学に通いました。今年は、上の子の高校受験とダブル受験になりました。

 

高校受験と中学受験の違いは感じられましたか?

 

Nママ

かなり違いますね。高校受験は、出願も発表を見に行くのも、自分でするように学校で指導され、親が出ていく場面はほとんどありません。でも、中学受験はそういうわけにはいきませんからね。

 

上のお子さんの公立中学校の学校生活はいかがでしたか。

 

Nママ

落ち着いていて、雰囲気はいい公立中学だったのですが、とにかく部活と勉強の両立が大変でした。受験生になると、部活の練習で遅く帰ってきてから塾に行くという毎日だったのです。部活によっては、入試直前まで試合がある場合もあり、「ほかの子は勉強しているのに大丈夫かな?」とやきもきすることもありました。

 

兄弟で受験パターンを変えたことについてはどうお考えですか?

 

Nママ

上の子にも、小学生の時に中学受験という選択肢があることを伝え、どうしたいか聞きましたが、興味がなかったようですね。わが家は、本人が望んだ方向に進ませたいと思っていたので、それぞれ希望通りの受験をさせてあげられたことについては、後悔はありません。

今月の先輩ママたち

Sママ

私立女子進学校中学1年生のママ。お子さんはひとりっ子。

Mママ

私立男子進学校中学1年生と高校1年生の女の子のきょうだいのママ。

Kママ

私立男子付属校中学1年生と高校1年生の女の子のきょうだいのママ。

Nママ

私立共学付属校中学1年生の弟と高校1年生の兄、二人兄弟のママ。