進学通信2018年4・5月号

今月のテーマ
私立中高の教育環境がわが子の成長にもたらしたもの

中学・高校の6年間は、心も体も大きく成長する時期。思春期の難しい年齢でもあるこの時期は、どんな教育環境で過ごすことが望ましいのでしょうか。私学を卒業、もしくは卒業を間近に控えたお子さんをお持ちのお母様方にお話をうかがいました。

【5】子どもの人生の歩みに有意義な6年間を

この6年間、お母さん同士のおつき合いもあったかと思います。

 

Mママ

懇親会という名の、母親同士のランチ会や飲み会があり、息子からは入ってこない情報を得ることができ、相談し合える良い仲間ができました。卒業後もこの関係は続く予定です。

 

Yママ

PTA活動が盛んな学校で、私も仕事をしながら6年間役員をしました。多くの友人ができて、いい関係を築けています。まさか大人になってから、こんなに新しい友人ができるとは思っていませんでしたね。

 

Sママ

私も、PTA活動の中で横のつながりも、学年を越えた縦のつながりもできました。学年が違うママたちとは、先輩、後輩として教えたり教えられたりする関係もあり、引き継がれていくようなものも感じます。

 

小学校時代のお母さんとのつきあいと、違いはありますか?

 

Sママ

公立小学校のママたちに比べて私学のママたちは、子どもに「こうなってほしい」という明確なビジョンを持っている方が多いですね。
「こういうふうに生きていってほしいから、今こんな努力やこういう教育環境が必要」と考え、そのための出費や労力は惜しまないという感じです。

 

そういう面に、共感されますか?

 

Sママ

そうですね。私学のママたちとは教育方針や価値観が似ていると思います。小学校のころは、細かいことですが、例えば予備の学用品や洗い替えの体操着を購入したりすると、無駄だとか過保護だとか言われたこともありました。
でも今の学校では、「あったほうが安心だよね」「確かにそれは必要よね」とおっしゃる方が多いので、躊躇せずにそういう話ができます。

 

Oママ

おっしゃる通り、みなさん価値観がほぼ一緒なので、本当に楽でした。ただ、大学受験のころになると、母親同士は、成績や受験する大学についてはあまり話さないという暗黙の了解はありましたね。

 

お子さんの将来のビジョンについてお話が出ましたが、保護者としてどんな人生を歩んでほしいですか?

 

Sママ

自分で決めて行動し、それに責任を持ってくれる人になってほしいですね。結婚して奥さんや子どもができたら、それはもっと必要になってくるでしょう。職業はもうなんでもいいです。私が希望する学部は選ばなかったので(笑)。

 

Yママ

私も同じです。自分自身で進む道を選び、悔いのない人生を歩んでほしいです。

 

Mママ

本人の希望通りになるかどうかわかりませんが、その時の状況に負けないで、自信を持って精いっぱい楽しみながら後悔のない人生を生きていってくれたらいいですね。

 

Oママ

自分で切り開いて、自分で生活していける力をつけてほしいです。今、娘は大学で一生懸命勉強しているので、彼女が努力してつかんだ将来なら、文句はありません。

 

皆さんの発言から、「私学にはお子さんの将来に明確なビジョンを持っている親御さんが多い」というお話に納得しました。中学受験は、子どもの未来への、「親からのエール」とも言えるものなのですね。

Oママ

私立女子進学校を卒業した大学2年生のママ。

Sママ

私立男子進学校高校3年生のママ。

Yママ

私立女子進学校高校3年生のママ。

Mママ

私立男子進学校高校3年生と、同じく高校1年生の兄弟のママ。