進学通信2018年4・5月号

今月のテーマ
私立中高の教育環境がわが子の成長にもたらしたもの

中学・高校の6年間は、心も体も大きく成長する時期。思春期の難しい年齢でもあるこの時期は、どんな教育環境で過ごすことが望ましいのでしょうか。私学を卒業、もしくは卒業を間近に控えたお子さんをお持ちのお母様方にお話をうかがいました。

【2】中学受験を経て得られた 私学の学校生活に満足

振り返ってみて、中学受験の経験についてどうお考えですか?

 

Mママ

中学受験のための勉強をしたからこそ、今の学力があると思います。息子は第一志望校ではありませんでしたが、とても面倒見のいい学校に通うことができました。中学受験の後悔はありません。ただ、「もし第一志望校に進学していたらどうなっていたかしら」と今でも思うことはあります。

 

Yママ

娘も第一志望校ではありませんでした。でも、入った学校が想像以上に子どもに合っていたので、縁を感じます。中学受験の頃は、親のほうが追い詰められ、焦っていた気がします。もっとじっくりと子どもに向き合えばよかったと思います。

 

Oママ

中学受験当時、私は最初、娘には大学付属校がいいのではないかと考えていました。6年間のんびり過ごせればいいなという考えだったのです。でも今、そうしなくてよかったと思います。もちろん絶対に行きたい大学の付属校ならいいのですが、他の大学に行きたいと思った場合、付属校だと外部大学を受験するのは、進学校から受験するよりもパワーが必要で大変だったと思います。

 

中学受験の志望校はどのように決められましたか?

 

Oママ

私の友達のお嬢さんが通っていた学校で、「いいわよ」と聞いたのがきっかけでした。あまり厳しいことを言わないという校風が、娘に合っていると思ったのです。別の学校の説明会で、先生があまりにもいじめの問題に関して気を遣っていることを強調されていて、逆に「この学校はいじめが多いのかな」と敬遠したことがあります。娘の学校は、「子どもが成長するためにはある程度のけんかは必要」という考えで、私はそちらに共感しました。

 

実際に通われてみて、友達とのトラブルなどはいかがでしたか?

 

Oママ

ちょっとしたいざこざはあったでしょうが、心配になるようなことは、6年間ありませんでした。私の記憶では、同じ学年の中では大きなトラブルはなかったと思います。
もしかすると、ほかの学校だったら、「それはいじめよ」と言われるような事例もあったかもしれませんが、みんながそれをいじめと判断せず、先生も大ごとにされないので、けんかの範囲で終わったようです。学校も生徒も親も、あまり神経質ではなかったのでしょうね。そういう校風は娘にとってよかったんじゃないかな。

 

Sママ

息子は小学校1年生から塾に通っていたので、その頃から親が気に入っている中学校の文化祭に連れて行くなどして、その学校に関心が向くように仕向けたところはあります。
結果的に別の学校に進学し、息子は自分で可能性を広げることができています。今の学校に入学してよかったなと思います。

Oママ

私立女子進学校を卒業した大学2年生のママ。

Sママ

私立男子進学校高校3年生のママ。

Yママ

私立女子進学校高校3年生のママ。

Mママ

私立男子進学校高校3年生と、同じく高校1年生の兄弟のママ。