進学通信2017年9月号

今月のテーマ
わが家はこうして受験校を選んだ

受験生家庭は、本格的に受験校を決める時期になってきました。第一志望校から併願校まで、確定している人も、まだまだ絞り切れていない人もいるでしょう。先輩ママたちがどのように受験校を選んだのか、うかがってみました。

【3】「わが家の基準」で受験校を決定

学校選びの基準として、何をポイントにされましたか?

 

Sママ

一番は、学力が合っていることです。その中で、校風と通学時間の兼ね合いを考えました。できれば1時間以内で通える範囲がいいなと思っていましたね。

 

Hママ

ウチも通学時間は気にしました。あとは、先ほども言った近所の評判ですね。娘の場合は、上の子の通う学校に絶大な信頼感を持っていたので、当然そこが第一志望校になりました。

 

Yママ

息子たちは2人とも男子校を希望していたので、男子校に絞りました。あとは夫婦で共通の考えとして、中学受験はある程度親が手伝うことになるので、大学受験は自分の力でさせたいという思いがあり、大学付属校ではなく進学校にしようと決めました。
ところが、長男の受験の後で、エスカレーター式に見えても外部受験に対して前向きな学校もあると知り、次男の時には大学付属の学校も選択肢に入れました。情報のおかげで、選択の幅が広がったのです。

 

一面だけ見ていたのでは気づかないこともあるのですね。

 

Yママ

そうですね。ある程度絞ったうえで、最終的には本人の希望を優先し、第一、第二志望校は本人が決めました。
ただ、そこから先はなかなか決まらず、同じ第一志望校を受けるお子さんの併願パターンを塾で聞いて、その中から検討していきました。

 

Tママ

ウチも男子校がいいと本人が言い、私も賛成しました。一般的に男子は女子に比べて成長が遅いので、この年代の男子は女子に遅れをとっていると感じてしまうことが多いということと、長男はおとなしいタイプなので、女子がいると委縮してしまうかなと思ったのです。
実際に入学してみて男子校で良かったなと思うのは、男子だけだと好きな趣味に打ち込める点ですね。息子の学校のママたちに聞くと、電車とかアニメとかアイドルとか、ちょっとおたくっぽい趣味を持つ子が多いみたいなのです(笑)。
共学だと、女子の手前、そういう趣味はおおっぴらに言えないんじゃないかな。

 

異性の目を気にせず学校生活を送れるのは、男女別学のメリットかもしれませんね。学校選びでは、偏差値は気にされましたか?

 

Yママ

上の子の時は、受験した4校の難易度は、ほぼ横一直線というパターンでした。塾の先生からは「1校ぐらいは安全なところを受けてください」と言われましたが、主人が「ある程度のレベルの学校でなければ、公立に行ったほうがいい」という考えで、「確かに、受かることだけを目的に受けても、入学しないのでは意味がないかな」と私も思いました。
さらに、もし安全と言われる学校を受けて、そこが不合格だった場合、ますますダメージが大きいのではないかという心配もしましたね。同じレベルの学校なら、不合格でも「『運が悪かったね』ですむかな」と思ったのです。

 

合格確実と言われる学校を受ける方が多いと思いますが、そういう考え方もあるのですね。

 

Yママ

あくまで、万が一の際は公立中学に行くことも視野に入れての話です。また、長男は成績があまり安定していなかったので、同じレベルの学校でもたくさん受ければ、どこかに受かる可能性もあると思いました。結果は、4校のうち3校合格でした。

 

Tママ

わが家も、受験した学校は、ほぼ横ばいのレベルでした。ただ、合格を味わってほしかったので、2月の第一志望校の前に、合格できる可能性の高い1月校を受験させました。あとは、本人の希望を優先させて学校選びをしたのは、Yさんと同じです。

 

Sママ

長男は、普通の模試だと合格圏内に入っているのに、そっくり模試を受けるとビリに近い点数をとってきて、志望校の入試問題と相性が悪いのかなと思っていました。でも、結果は合格。「模試は模試でしかない」と実感しました。

Hママ

大学1年生の長男と、長男の卒業校でもある私立共学進学校中学3年生の長女のママ。会社員。

Tママ

私立男子進学校中学2年生の長男、公立小学校5年生の次男、4歳の長女のママ。起業し会社経営を行う。

Yママ

私立男子進学校を卒業した長男と、別の私立男子進学校中学3年生の次男のママ。会社員。

Sママ

大学2年生の長男、私立女子進学校中学3年生の長女、私立男子進学校中学1年生の次男のママ。パート勤務。