進学通信2017年8月号

今月のテーマ
働くママの仕事と子どもの中学受験

中学受験は“親子の受験”と言われます。仕事を持つお母さんは、お子さんの受験生活をサポートするために苦労させることもあるのではないでしょうか。仕事と子どもの受験を両立させたワーキングマザーに体験談をうかがいました。

【3】苦手科目の克服をサポートした夏休み

Yママ

伴走のしかたにもいろいろあると思います。私は、下の子の夏休みには、そこそこ勉強を見てあげることができました。その時期は比較的仕事が落ち着いていたので、夜8時ごろには帰宅できていたんです。息子は得意な算数は言わなくても自分でやっていましたが、苦手科目がなかなか1人ではできなかったようです。

 

苦手な科目はなんだったのですか?

 

Yママ

社会科の歴史と国語です。とくに夏休みは、歴史に向き合いました。具体的には、できなかった問題を「資料集で確認する」という作業を一緒にしました。これは本人がおもしろがり、関係ないところまで資料集を読むようになり、気がついたら夏の終わりごろには手ごたえを感じられるようになっていました。点数も上がりましたね。でも、国語については、残念ながら最後までこれといった克服法は見つかりませんでした。

 

Sママ

私は、上の子のときは仕事をしていなかったので、かなりみっちり見ていました。宿題のチェックや、模試の振り返りもていねいに行い、間違えた理由の考察も大事にしていました。一方、下の2人のときは、時間があるときにたまに見る程度。もっとつきっきりで見てあげていたら成績は伸びたかもしれません。でも、中学に入ったら自学自習が大事になるので、こういうサポートの仕方でもいいのではないかと思うようになりました。親に頼りすぎずに勉強して入れた学校なら、無理がないだろうと思ったんです。

 

なるほど。考え方を切り替えたのですね。夏休みの勉強はどうされていましたか?

 

Sママ

娘のときは、本人が苦手な社会科を伸ばすと意気込んでいたので、私が仕事へ行く前にやることを指示しておいて、翌朝に確認テストを一緒に行うことを繰り返しました。この学習の成果はあったようで、秋からぐんと成績が伸びました。でも、一番下の子は1人では勉強ができず、夏休みの学習が進まず、秋からどんどん成績が下がっていきました。夏休みの過ごし方は重要だと思いますが、仕事で勉強を見てあげられないのはどうしようもないことなので、1人で勉強できるかできないかも、その子の能力だと思うようにしました。

 

Hママ

大学1年生の長男と、長男の卒業校でもある私立共学進学校中学3年生の長女のママ。会社員。

Tママ

私立男子進学校中学2年生の長男、公立小学校5年生の次男、4歳の長女のママ。起業し会社経営を行う。

Yママ

私立男子進学校を卒業した長男と、別の私立男子進学校中学3年生の次男のママ。会社員。

Sママ

大学2年生の長男、私立女子進学校中学3年生の長女、私立男子進学校中学1年生の次男のママ。パート勤務。