進学通信2017年6月号

今月のテーマ
わが家の中学受験と私立中高生の学校生活

今年の中学受験を乗り越え、晴れて私立中学に入学したお子さんのママを含め、3人のママたちにそれぞれの中学受験体験談をうかがいました。また、私立中高生の生活ぶりも気になるところ。先輩ママの生の声をお届けします。

【5】私学ならではのメリットを実感

中学受験をしてよかったと思うことはなんでしょう。

Tママ

近所の公立中学の子どもたちは部活で帰るのが遅く、夜8時頃から塾に行き、10時半に帰ってくる生活だそうです。毎日勉強するなら公立もいいなと思う面もありますが、公立のママたちに聞くと、中2ぐらいから反抗期もひどくなって親の言うことは聞かないし、勉強はしないしで、高校受験が心配で苦しんでいます。中高一貫校では高校受験がないので、それはとりあえずよかったなと思います。

 

Sママ

私学は3年ごとにリセットされないのがいいですよね。何より友達が一番の財産だと私は思うので、6年間でたくさんの人と知り合うことができ、同学年の人や先輩後輩のつながりがとても強くなることは大きなメリットです。上の息子のようすを見ていると、OB同士の関わりもあり、そのやり取りなどは社会勉強になっているなと感じます。それから、私学に通わせているご家庭は、お子さんの教育を大事に考えているので、環境面での安心感につながります。公立には、そうではない方が少なからずいらっしゃるので、そこは大きな違いですね。

 

Mママ

私も友達の影響は大きいと思います。長男が入学してすぐにできた友達はとても優秀で真面目なタイプでした。その子にひっぱられるように、息子も最初の1年間はとてもいい成績でしたね。ただ、成績別のクラスになると、息子はその子のクラスにはなかなか入れなくて……。でも、ずっと仲良くしていけそうで、良い友達と出会えたなと思います。

 

部活動には打ち込みましたか?


Mママ

長男が所属していた運動部は週6日活動しているかなり活発な部で、息子も熱心に取り組んでいました。練習も試合もハードで、へとへとになって帰ってきていましたね。帰宅後、着替えている途中で、ソファで寝てしまうこともありました。勉強は、やらなければならない最低ラインだけをこなしていたのだと思います。悪い成績をとってきたこともありましたが、私は何も言わずに見守りました。先生の対応もよかったのか、本人が自分で気づいていったように思います。高2の夏、自分で決断し、大学受験勉強にシフトしたいと部活を辞めました。そのせいか、高2の後半、成績がグンと上昇。予備校には通わず、学校の自習室を使って勉強しています。

 

部活で活躍した後、受験勉強に切り替えたのですね。下のお子さんのようすはいかがですか?

Mママ

次男は、学校がやや遠くて通学時間が長いため、隙間時間で勉強していますね。クラスのみんなのやる気ができ上がっているので、少しさぼるとすぐに順位が下がってしまいます。それを恐れて、高3の上の子より勉強していますよ。

 

生徒のやる気をうまく引き出してくれる学校や、本人がやる気になるのを見守ってくれる学校など、私学にはいろいろな教育方針があるのですね。みなさん、入学した学校がそのお子さんに合う、縁のあった学校なのだと感じました。6年間の私学の学校生活で得られるものは、お子さんの人生への贈り物になるのかもしれませんね。

Mママ

私立男子進学校高校3年生と別の私立男子進学校中学3年生のママ。

Sママ

私立男子進学校を卒業した大学2年生と、私立女子進学校中学3年生、私立男子進学校中学1年生のママ。

Tママ

私立女子進学校高校2年生と私立男子進学校中学3年生、私立共学進学校中学1年生の女の子のママ。