進学通信2017年6月号

今月のテーマ
わが家の中学受験と私立中高生の学校生活

今年の中学受験を乗り越え、晴れて私立中学に入学したお子さんのママを含め、3人のママたちにそれぞれの中学受験体験談をうかがいました。また、私立中高生の生活ぶりも気になるところ。先輩ママの生の声をお届けします。

【4】それぞれの学校の教育方針に特色が

思いがけない学校との出会いでしたね。私学は一般的に面倒見がいいと言われますが、いかがですか?

Sママ

娘の学校は手厚いという評判でしたが、入学してみると驚くほど何もありませんでした。入学までの春休みの宿題も一切なかったですし、入学後も、まず学校に慣れることが大事だからと宿題はなし。夏ごろから徐々に勉強させる方針のようでした。娘は最初の「やらなくていい状況」に慣れて、まったく勉強しない子になってしまいました(笑)。私立中学の勉強は内容が難しいので、親が勉強を見ることは難しくなります。中学に入学した時点で、もう公立中学校なら卒業レベルじゃないかと思うぐらい。中2で高校数学を習ってきたりしますから。

 

Tママ

授業のスピードは確かに速いですね。とくに息子の学校では数学にものすごく力を入れているようです。進度が速い分、補習もしっかりあります。もともと息子は算数が得意だったのですが、男子校では同様に得意な子が多いので、だんだん自信がなくなってきたようです。

 

宿題はたくさん出ますか?

Tママ

多いですよ。最初のころは息子も苦しみながらやっていましたが、中1の最後のころ、「提出しなくても怒られない」ことに気づいて、出さなくなってしまいました。提出しなくても成績がマイナスされるだけで、先生からも何も言われません。ついに私が春休みの宿題を提出していないことに気づき、親子バトルになってスマートフォンを没収。中2の1学期後半まで取り上げましたね。

 

効果はありましたか。

Tママ

スマホを返してほしくて息子は努力し、成績は上がりました。提出物も出すようになったと信じています。ただ、スマホを返すと成績が下がるので、また没収。今はその繰り返しです。

 

心配はつきませんね。

Tママ

勉強しないことは気になっていますが、先生は「中学のうちはそれでいいんですよ。自分で気づかないとだめなんです。今だらけていても、高校でやる気を出して難関大学をめざす子も多いです」とおっしゃいます。でも勉強は積み重ねが大事じゃないのかなと心配ですね。

 

上のお子さんはいかがですか?

Tママ

上の女の子はコツコツタイプ。長期休みの宿題も、後で楽をしたいからと、最初の4日ぐらいで終わらせてしまいます。学校も面倒見がよくて、なんでもすぐお知らせしてくれます。「プリントを配りました」とか「テスト結果を持たせました」というメールが、日々保護者に届くんです。情報がなかなか入ってこない息子の男子校でこそやってほしいのですが……(笑)。

Mママ

私立男子進学校高校3年生と別の私立男子進学校中学3年生のママ。

Sママ

私立男子進学校を卒業した大学2年生と、私立女子進学校中学3年生、私立男子進学校中学1年生のママ。

Tママ

私立女子進学校高校2年生と私立男子進学校中学3年生、私立共学進学校中学1年生の女の子のママ。