進学通信2017年6月号

今月のテーマ
わが家の中学受験と私立中高生の学校生活

今年の中学受験を乗り越え、晴れて私立中学に入学したお子さんのママを含め、3人のママたちにそれぞれの中学受験体験談をうかがいました。また、私立中高生の生活ぶりも気になるところ。先輩ママの生の声をお届けします。

【1】子供は保護者に応援されたい

今年の受験を体験されて、いかがでしたか?

 


Tママ

2年前の息子の中学受験でつらい気持ちを味わったので、今回の3番目の子の受験では、「安全に」ということを念頭においていました。とにかく「受かりそうな学校しか受けさせたくない」というのが私の本音でした。ところが、本人が自分の偏差値が届いていない学校を第一志望にしたいと言い出したのです。塾の先生から「本人が志望校を決めたのなら挑戦させて、お母さんは納得できる併願校を決めてください」と言われたので、その通りにしました。娘には、「第一志望校は記念受験だからね。別に受からなくてもいいんだよ」と言っていましたね。

 

息子さんの受験はどのようなものだったのでしょう。

Tママ

息子には本来第一志望校があったのですが、塾の成績が良かったため、先生から「もっと上を狙えます」と言われ、私も息子もその気になって別の学校を第一志望にしました。ところが、大丈夫と言われていたその学校に不合格になり、結局元々の第一志望校に入学することになったのです。今でも不合格になった学校名を聞くとつらくなります。

 

そうでしたか……。3人目のお子さんは、結局ご本人の第一志望校に合格されたそうですね。

Tママ

そうなんです。娘の第一志望校は複数回入試があり、最初の2回は不合格でした。その間、私が決めた併願校の女子校に合格し、私はすっかりその学校に入学させるつもりで入学金も払い、その女子校に通う知り合いのママにも「よろしくお願いします」とあいさつしていたんです。ところが娘は第一志望校の最後の回の入試を受けに行くと言うのです。最終日は倍率も高いですし、受かるとは思えませんでした。私は「受験するのはいいけど、もうそんなにがんばらなくてもいいよ」と言い、受験当日も「ママは受かってほしいとは思ってないから、気にせずにがんばっておいで」と送り出したのを覚えています。ところがまさかの合格だったのです。

 

うれしかったことでしょう。

Tママ

それが、私は予想していなかったので、合格した事実に戸惑ってしまいました。女子校に入学金も払っていたので、悩んで塾の先生に相談したのです。先生は「娘さんの第一志望校ですよね」と、「なぜ悩むのか?」という反応でした。結局娘の志望校に入学することに決め、私も3日ほどたつと、だんだん実感がわいてきて「よかった」と感じることができました。お金の面も、計算すると、1校分の入学金を無駄にしても、6年間トータルで考えると入学した学校のほうが学費は安くすむことがわかりました。

 

お母さんとしては、女子校に思い入れがあったのですか?

Tママ

伝統校で、履歴書に学校名を書くとなんとなく華やかな印象になるかなと思って選んだ学校でした。また、成績に余裕がある学校だったので、入ってから楽だと思ったのです。入学することになった学校は成績のいい子がたくさんいるはずなので、これからたぶん苦労すると思います。

 

受験に関して、反省点はありますか?

Tママ

もっとちゃんと応援してあげればよかったですね。私は常に「不合格でも気にしなくていいよ」というようなことばかり言っていましたが、娘は「がんばって。大丈夫だよ。きっと受かるよ」って言ってほしかったんだと思います。

 

Mママ

私立男子進学校高校3年生と別の私立男子進学校中学3年生のママ。

Sママ

私立男子進学校を卒業した大学2年生と、私立女子進学校中学3年生、私立男子進学校中学1年生のママ。

Tママ

私立女子進学校高校2年生と私立男子進学校中学3年生、私立共学進学校中学1年生の女の子のママ。