進学通信2017年4・5月号

今月のテーマ
6年間の学校生活は実り大きなものでしたか?

中学・高校時代は、人格形成面でも学習面でも大きく成長する時期。その大切な時期を過ごすには、どのような教育環境がいいのでしょう。中学受験を経て私学に通う高3生のママ達にお集まりいただき、卒業を間近に控えた今の気持ちをうかがいました。

【4】将来に向けて羽ばたくために大学受験に真剣に取り組む今

お子さんたちは、現在大学受験の最中とのことですね。進路の決定に中高の教育は影響していますか?

 

Sママ

娘は国際系の学部をめざしています。その最初のきっかけになったのは中学1年生のときの英語の先生なのです。ウチは小学校時代に英語を習っていなかったので、中学入学後にABCから学び始めました。娘はその先生が大好きで、英語が好きになったのです。また、短期留学で国際交流の経験をしたことも、海外に興味を持つきっかけになりました。

 


Nママ

1年間の留学経験が非常に大きかったので、本人は、大学でもう1回留学したいというビジョンを持っています。そして、大学院は海外の学校に行きたいそうです。語学への関心が高く、トリリンガル以上になりたいという目標も掲げています。高校時代の留学経験をもとにどんどん夢が広がっていっているようで、本当に留学させてよかったですし、この学校だったからこそ留学できたと思うと、将来への影響はかなり大きいですね。

 

Kママ

中学に入学したときにわが家では、中学受験の経験を踏まえて、これから6年間、大学受験に向けてコツコツがんばろうと話し合いました。また、学校の進路教育のおかげで将来就きたい職業の方向性も見つかりました。

 

学校では進路教育は熱心に行われましたか?

 

Kママ

高1の時にみんなで大学訪問をして、そこの大学に通うOGに、キャンパスライフの話を聞くんですよ。それで、自分も行きたいという気持ちにさせるのでしょうね。また、職業調べなどの授業もあり、何になりたいのかを真剣に考えさせられていました。そうすると、曲りなりにもやりたい方向が見えてくるんですね。娘もそれで目標を持つことができたようで、いい形で大学受験の勉強に入れたと思います。結果はこれからですが、今度は後悔しない、いい受験になる気がしています。

 

Yママ

学校でキャリア教育も行われていましたが、息子には全く響かなかったみたいです。将来のことはまだ決まっていませんが、志望大学や学部などを自分で決められたのは、学校のおかげだと思います。「こういう理由でここを受けたいけどいい?」と息子が言ってきたときは、成長したなと実感しました。なかなか成績が上がらず心配だったとき、先生が好きなことをやらせてくれたことが、受験校の選択につながっていると思います。

 

Sママ

娘も、仕事として将来何になりたいというものは、6年間で見つけられませんでした。でも国際系の学部をめざすのは、将来海外で暮らして、外国人と結婚するのが夢だからだそうです。自分が心地よい方向を考えると、そうなるらしいです。今は、方向性だけでも見つけられればいいのかもしれません。

 

それぞれの学校での教育から影響を受けて、高校卒業後の進路を選択されていることがわかります。みなさん口をそろえて「6年間は早かった」とおっしゃっていましたが、この時期がいかに大切かということも実感されているようでした。
 中学受験の学校選びでは、人生の方向性を決めたり、具体的な職業をめざす進路の決断を行う環境としての視点も必要です。ぜひ、お子さんにどんな教育を受けさせて、その後の進路をどう選び取ってほしいのかを考える機会にしてください。

Sママ

私立女子進学校の高校3年生と都立高校1年生男子のママ。パート勤務。
「気の合う友達がたくさんできて学校生活を楽しめたことで、入学してよかったと確信しました。」

Nママ

私立共学進学校の高校3年生女子と公立中学2年生男子のママ。専業主婦。
「1年間の留学を実現できたことが、娘にとって中高時代の一番大きな収穫だったと思います。」

Kママ

私立女子進学校の高校3年生のママ。自営業。
「部活動で成長できたことや進路教育で将来の目標ができたことなど、得るものは多かったです。」

Yママ

私立共学進学校の高校3年生男子と同校中学2年生女子のママ。契約社員。
「成績が下がり一時は心配しましたが、周囲の環境につられたのか自ずと勉強するようになりました。」