進学通信2017年1月号

今月のテーマ
入試までの準備と入試期間の過ごし方

間近に迫った中学入試。受験生家庭は入試の準備とともに、勉強の追い込みをかけたり、健康に気を配ったりと、気ぜわしい日々を過ごされていることと思います。
今回は、お子さんの私立中学受験を経験したお母様にお集まりいただき、入試前後の時期をどのように過ごされたのかお聞きしました。

【4】ドラマを生み出す中学受験子どもを支える保護者の役割

入試直前から入試期間中に、お子さんのようすに変化は見られましたか?

 

tmama

Tママ

息子は、最初に受験した1月の学校に、特待生として合格したため調子に乗ってしまいました。「受験なんて余裕だ」という気持ちになり、1週間ほどまったく勉強しなくなってしまったのです。そして、その後受けたもう1校の1月校は、成績の余裕はあるはずでしたが、まさかの不合格という結果に。塾の先生が息子の再現答案を見て、合格点は取れているはずだと言ってくださったのですが……。

 

なぜ不合格になったのでしょう。

 

tmama

Tママ

もしかすると、自分の名前を書かなかったのかもしれません。以前公開模試で書き忘れたことがあるのです。本人も、「あ、書かなかったかも」と言っていました。実際の理由はわかりませんが……。とにかく受かると思っていた学校だったので、今度は精神状態がボロボロになってしまい、1月中はずっとドヨンとしていましたね。

 

2月の入試はいかがでしたか?

 

tmama

Tママ

1月の精神状態が影響したのかどうかわかりませんが、2月1日に受けた第一志望校は、過去問もいつも取れていましたし、平均偏差値も超えていたにも関わらず、不合格でした。もう1校の行きたい学校の入試が3日にあるので、私はその入試に向けて盛り上げようと思いました。でも、息子は自信を無くしたのか、3日の学校も無理かもしれないと言い出して……。その間、私は1月に合格をもらえた学校について、リサーチしました。それまで行かせるつもりはなく、説明会にも参加したことがなかったのですが、そこに入学することになるかもしれないという気持ちで必死でした。その学校にお子さんが通っているお母さんに電話をしてお話をうかがい、いいところを本人に伝えました。「1月の学校もいい学校だから、安心して3日の入試をがんばろう」と盛り上げたのです。

 

お母さんが一生懸命にお子さんを激励する気持ちが伝わります。

 

tmama

Tママ

つらかったのが、1日の学校を一緒にめざしていたまわりの友達が、ほぼみんな合格していたことです。こんなことを言ってはいけないかもしれませんが、中には息子よりも成績が下だったお子さんもいました。なぜ息子は受からなかったのだろうと考えると、私は夜眠れなくなってしまいました。2日は受験せずに、3日の学校に照準を合わせようと塾で丸一日勉強を見てもらい、なんとか3日の入試を迎えました。ところが、息子はおそらく精神的な原因でおなかを壊してしまい、試験中に何度も手を挙げてトイレに行ったというのです。私はもう涙がボロボロ出て、こんなにつらい思いをさせるのなら受験なんかさせなければよかったと思いました。もう翌日の合格発表は見に行ける心境ではなく、夫と2人で行ってもらいました。

 

つらかったことでしょうね。お察しします。

 

tmama

Tママ

もっと親が毅然として、子どもに「大丈夫だよ」と言うべきだったのに、私はそれができていなかったと思います。私も一緒に落ち込んでしまいましたから……。そんな精神状態のときに、発表を見に行った夫から、「受かっているぞ」と連絡がありました。予測していない状況になりましたね。

 

それは一転して、さぞかしうれしかったでしょう。

 

tmama

Tママ

3日に受けた学校は、もともとのわが家の第一志望校でした。塾の先生から「成績的にもっと上をめざせますから」と勧められ、1日は別の学校を受験したのです。結果的に、最初に行きたかった学校に入ることになり、運命だったのかなと思います。

 

落ち込んだり気分が高揚したり大変だったと思います。本当に中学受験ではドラマが生まれるのですね。

今月の先輩ママ

Aママ

私立女子進学校を卒業した大学1年生と、私立男子進学校中学2年生の2人のお子さんのママ。専業主婦。
「入試の日の朝出かけるのが遅れ、入試会場にはぎりぎりの到着に。もっと余裕のある送り出しをしたかったです。」

Tママ

私立女子進学校高校1年生と私立男子進学校中学2年生、公立小学校6年生の女の子の3人のお子さんのママ。フルタイム勤務。
「入試当日、ペンケースを忘れてしまった娘。会場で気がつき夫が慌ててコンビニで筆記用具を買って渡しました。」

Kママ

私立女子進学校中学2年生と、公立小学校5年生の男の子の2人のお子さんのママ。パート勤務。
「面接用の服を買いそびれてしまいました。小学校の卒業式でも使うので、早めに用意すればよかったなと思います。」