進学通信2016年11月号

今月のテーマ
男子校ママ・女子校ママに聞きました
男子校・女子校の特色と気になる学校生活

共学の小学校に通うお子さんが多いと思いますが、私立中学・高校には男子校や女子校があります。「男子校」「女子校」にはどんな特色があるのでしょうか。また、生徒たちの学校生活はどのようなものなのでしょう。先輩ママたちに学校のようすをうかがってみました。

【4】男女それぞれに合った学びができるメリットも

勉強の面では、共学との違いはあるのでしょうか?

 

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Sママ

ある男子校の学校説明会で聞いたのですが、性別によって、「男子脳」「女子脳」というものがあって、とくに数学に関しては、男子は、筋道を立てて教えて納得させないと覚えないけれど、女子は、理屈よりも「こういうものだ」と示したほうが進めやすいのだそうです。ですから、男女は別々に教えたほうが、学力は上がりやすいということでした。

 

男女それぞれの特性に応じた学習指導ができるということですね。

 

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Yママ

息子たちの勉強の仕方を見ていて、確かに男子と女子は違うなと感じます。女子はまじめにコツコツ勉強する子が多いですが、男子は、テスト前や提出日の前にまとめてどかんと取り組むほうがモチベーションが上がるようです。そういう意味では、男女別のほうが効率はいいかもしれませんね。

 

一方で、共学には男女で刺激を与え合って切磋琢磨できるというメリットもあると言いますね。

 

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Yママ

女子は勤勉で、中学時代からしっかり努力するので、高校になっても成績の順位があまり変わらないことが多いように思います。でも、男子は、高3ぐらいでがーっと伸びてくる子がいるんですね。共学だとお互いが身近にいることで、刺激し合って伸びていくこともあるでしょうね。

 

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Sママ

共学の魅力も確かにあると思います。勉強面以外の学校生活や、文化祭などの学校行事では、男女がいると楽しいだろうなと想像します。男子校・女子校は、文化祭にほかの学校の生徒が集まるからこそ盛り上がるような印象ですが、共学なら内部だけで楽しめると思うのです。男女が協力する経験もできるでしょうし。

 

男子校・女子校は、先輩・後輩のつながりが強いということも特徴としてあげられるようですが。

 

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Sママ

先ほどの男子校の学校説明会で、「男子校は先輩・後輩のつながりが強く、男子校ならではの学校行事を経験できます。とくに運動会などで激しくぶつかり合うような競技を経験できるのは今だけです」といった話を聞きました。確かに、息子が入学した学校で初めて男子だけの運動会を見て、その熱さに感動しましたね。先輩・後輩の関係が密で、強いきずなが生まれることもよくわかりました。これが男子校の魅力なのかもしれません。

 

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Yママ

ウチの下の子は、小学校時代は集団で何か行うことに対して苦手意識を持つようなタイプだったのに、中学で学校行事を経験して変わりました。「先輩の言うことは絶対」という世界を素直に受け入れていましたね。ひとつの行事を終えると、ずいぶんたくましくなったと思います。尊敬する先輩ができて、その先輩と同じ部活に入部することにしたようです。

 

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Sママ

入学したばかりのころは、勉強面よりも学校になじめるか、友達ができるかということのほうが心配なので、熱心に後輩を指導する先輩に、息子ががんばってついていこうとする姿を見るのはうれしかったですね。

 

それは、部活動などでも言えることなのでしょうね。

 

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Sママ

男子校、女子校には、憧れの先輩がいる人がとても多いと思います。とくに女子は、その度合いが強い気がします。先輩の言ったことは、親や先生が言うことよりも正しく、先輩を信じるということが多いかもしれません。

 

進路の選択に先輩の影響を受けることもあるのでしょうか。

 

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Sママ

息子の友達には、先輩がいる大学や、先輩が勧める学部などを選んで進路を決めた子もいました。

 

そのようにして、学校のカラーや伝統が守られていく面もあるのでしょうね。男子校、女子校そして共学校、それぞれ特色があると言えそうです。学校選びでは、男子校・女子校か、共学校かの選択は大きなテーマですが、それぞれの長所・短所をよく理解したうえで、学校のカラーも加味して選ぶことが大切です。ぜひ、先輩ママのお話を参考にしてください。

 

今月の先輩ママ

Sママ

私立男子進学校を卒業した大学1年生の長男、私立女子進学校中学2年生の長女、公立小学校6年生の次男、3人のお子さんのママ。
「男子校・女子校ならではの学校行事が経験でき、学習面は男女の特性を生かした指導で、効率的に学べるようです」

Yママ

私立男子進学校高校3年生と別の私立男子進学校中学2年生の兄弟のママ。
「息子からは学校の情報が得られないと思い、中1からPTAの役員を引き受け、学校に行く用事を作っていました」

Hママ

それぞれ別の私立女子進学校を卒業した姉妹のママ。長女は社会人、次女は大学1年生。
「娘は、卒業後に出会った共学出身の女子と、自分たち女子校出身者には違いがあると感じているようです」