進学通信2016年9月号

今月のテーマ
9月からの 受験生活と 学習の進め方

中学受験をする理由や教育に関する考え方は家庭によって違いがあり、受験への向き合い方もさまざまです。
今年の春、 中学受験を経て私立中学に入学したお子さんを持つママたちに、中学受験を振り返っていただき、秋からの受験生活について経験談をうかがいました。

【1】中学受験の理由はさまざま 本人のやる気を 尊重することが大切

お子さんが今年私立中学に入られましたが、みなさんのご家庭ではどのような理由で中学受験をすることにしたのですか?

p139

Mmama

Mママ

小学校の友達が塾に行っているので、5年生ごろから「私も受験したい」と娘が言い出したのが始まりです。
本気かどうかわからなかったので、最初は保留にしていたのですが、
受験することになっても対応できるように、私は少しずつ学校説明会などに行き始めました。
6年生になっても本人の意志が変わらなかったので、
「何のために受験するのか」を親子でかなり話し合い、お互いに納得できたので中学受験をさせることにしました。

 

どんな話し合いだったのですか?

Mmama

Mママ

「私立中学は高校受験がないからといって手を抜いていいところではない」
「私立はお金を払って行く学校なのだから、一生懸命に勉強するなら親はサポートする」
「でも、中学に入ってからの目標が明確でなければ受験させられない」と、親の思いを伝えました。
そして、本人の口から「6年後の目標に向かってがんばるので、私立に通いたい」という言葉が聞けました。
娘は、この時かなり考えたと思います。

 

小6でそこまで考えられるのですね。受験生として勉強を始めたのはいつからですか?

Mmama

Mママ

小6のゴールデンウィーク明けから塾を探し始め、通い始めたのは6月からです。
夏休みから受験対策がスタートしました。
9月までに6年生の学習範囲を終わらせることを目標に、がんばることになりました。

 

Hmama

Hママ

ウチも、通塾を始めたのは遅かったです。通い始めたのは小6になってからですね。
それも最初は受験のためではなく、小学校の勉強の基礎固めをすることが目的でした。
ウチは小2まで家族で海外に住んでおり、帰国したばかりのころは国際学級に入っていたため、
日本の小学校の学習内容をきちんと学んでいないのではないかという心配がありました。
公立中学に行かせるにしても、基礎は大切なので、小6から塾に通わせ始めたのです。

 

上のお子さんは、公立中学に進まれたのですね。

Hmama

Hママ

はい。公立中学から私立高校に進み、現在高校3年生です。下の子は、姉の高校受験や入った学校のようすを見ていて、勉強が大変そうなので自分は私立中学を受験したいと考えたようです。
私はずっと、下の子も公立中学でいいと思っていましたが、小6の11月ごろに受験を決め、1月になってから過去問を始めたという感じです。

 

Nmama

Nママ

そんな受験勉強の仕方があるんですね。ウチは、一般的な中学受験のパターンで、子ども2人とも小学校中学年から受験塾に通い始めました。息子の時は、本人の性格的に私立に行った方がいいと思ったのと、男の子の高校受験はなかなか難しそうだと思ったのが理由です。また、主人が、自分が中学受験経験者なので、息子に中学受験をさせたいという考えを持っていました。
一方娘は、上の子とは性格が違って生活能力が高く、どこでもやっていけるタイプ。公立中学でもいいかなと思いましたが、本人が塾に行きたがったのです。兄が行っているのに行かせないのもかわいそうかなと、気軽な気持ちで通わせ始めました。そのうち音をあげるだろうと思っていましたが、入塾したばかりのころはとても成績がよかったので、本人がやる気になったのです。

 

お嬢さんはお兄さんの中学受験に影響されたのでしょうか。

Nmama

Nママ

上の子は、塾の成績はよかったのですが、受験では思った通りの結果にはなりませんでした。希望していた学校は不合格で、本人が受験当日、初めて行った学校に入学することになったのです。その時は息子がかわいそうだと思いましたが、入学してみたらとてもいい学校で、親子で気に入り、学校生活にも満足しています。

下の子は兄の学校を見て、設備も整っているし、お弁当を持って行ったりカフェテリアで昼食をとることにあこがれ、私立に行きたいと思うようになったようです。私は上の子のPTA活動などもあって忙しかったので、下の子の受験のときはあまり関われなかったのですが、自分でコツコツとがんばっていましたね。

 

お嬢さんは学校も自分で選んだとい
うことですね。

Nmama

Nママ

はい。兄の受験結果と学校生活のようすを見て、「学校のよさは、偏差値だけではわからない」と小学生ながらに思っていたようです。「世間の言う〝いい学校〟が自分にとっていいかどうかはわからないから、自分が実際に行ってみて、ここなら力を発揮できると思う学校に行きたい」と言っていました。そして、ある学校に行ったときにピンときたらしく、最終的にその学校を第一志望校にし、現在通っています。

 

しっかりしたお子さんですね。

Nmama

Nママ

私は、上の子が通っている学校については満足していますが、受験の結果には当時相当傷つきましたし、燃え尽き症候群みたいなものにもなりました。そのトラウマを引きずっていたので、下の子の受験については、あまり積極的な気持ちになれなかったのも正直なところです。でも、意欲的な娘に引っ張られるようにして、もう一度がんばってみようと思うようになりました。

 

今月の先輩ママ

Nママ

私立女子進学校中学1年生と、私立男子進学校中学3年生のママ。専業主婦。ご主人との4人家族。
「通塾は小3から始めた一般的なパターンです。2人の子どもの受験はまったく違うものでした」

Hママ

私立女子進学校中学1年生と、高校受験をした私立高校3年生の2人の女の子のママ。専業主婦。ご主人との4人家族。
「小学校の基礎固めを目的とした塾通いでしたが、小6の11月に受 験することを決めました」

Mママ

私立女子進学校中学1年生と、幼稚園年長の男の子のママ。パート勤務。ご主人との4人家族。
「本人と徹底的に話し合って小6の6月から通塾を開始しました。 我が家の中学受験は短期決戦タイプです」