進学通信2016年8月号

今月のテーマ
私立中学・高校で得たものと 子どもの将来について 思うこと

中学受験を経て私立中高で学んだ子どもたちには、どんな将来が待ち受けているのでしょう。また、私学で学ぶメリットとは? 今月も先輩パパたちのお話をうかがいながら、子どもの将来に思いを馳せてみましょう。
中1生ママが答える「受験生の夏休みQ&A」も併せてご覧ください。

【2】面倒見のよさと自主性重視 学校によって異なる教育方針

Kさんは、お子さん2人が別の私学で学ばれていますが、違いは感じますか?

Kpapa

Kパパ

息子は今高2で、これまでは学校の雰囲気はホンワカした印象でした。それが、だんだん学校が大学受験一色みたいになってきて、そこはちょっと疑問に思いますし、息子がかわいそうだなと思う面もあります。

 
 

勉強面を学校がしっかり管理してくれる、いわゆる面倒見がいい学校だと思いますが、強制的に勉強させられていると感じるのですか?

Kpapa

Kパパ

そうですね。大学に行って自分の生き方を探そうとするならば、大学に入るための受験勉強はせざるを得ないことですから、勉強させること自体は理解できます。ただ、学校に〝させられている〟と感じながら勉強することがいいことなのかどうかは、僕は正直判断に迷うところです。

 
 

面倒見のいい学校は安心できるという声も聞きますが。

Ypapa

Yパパ

難しいところですね。おそらく、強制されないと勉強しなくなる生徒が出てきますからね。

 
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大学受験のための勉強をどのような姿勢で行うかは、学校によって違いがあるということですね。

Kpapa

Kパパ

娘の学校はずいぶんタイプが違います。まだ中2ということもあるかもしれませんが、生徒たちに大学受験のことは意識させず、伸び伸びと学校生活を送らせてくれています。課題はどんどん与えられますが、自分で考えさせるものが多く、自分から学ぶことを重視しているのですね。また、工夫した授業をしてくれているなと思います。たとえば、円周率の勉強は、地球の話から始めるそうです。娘の説明を聞くと、なるほどおもしろいんですね。

 
 

Ypapa

Yパパ

先生にそれだけの授業ができる力があるということですよね。

Kpapa

Kパパ

そんな授業をやってもらえるなら楽しいだろうと思いますよね。私立に入れてよかったなと思う点です。娘には、「授業を大事に聞きなさいよ」と言っています。本人はそのありがたさがまだわかっていないようですが……。

私学の教育は、それぞれの学校に特色がありますね。

Kpapa

Kパパ

特色といえば、娘の学校には帰国子女がけっこういて、生徒同士で英語をしゃべっている場面も多く見られるそうです。テストのときなどは、ネイティブの先生が入ってきて英語で説明をすることもあるらしく、最初は生徒もパニックになったようですが、英語がわかる子が通訳をしてくれたとか。日常の学校生活に英語があふれている環境なんですね。

 
 

お嬢さんの学校では、そういう環境で、生徒に自ら学ぶ習慣をつけているのですね。生徒たちは学校が強制しなくても勉強するようになるのでしょうか。

Kpapa

Kパパ

先輩などを見ていると自主的に勉強しており、ある程度それが実現できているようですよ。

 
 

今月の先輩パパ

Tパパ

2人の男の子のパパ。埼玉県在住。会社役員。次男が中学受験を経験し、私立共学進学校を卒業して現在大学3年生。長男は会社員。奥様との4人家族。
「息子が留学で得たものは大きかったですね。グローバルな人材になってほしいと家内も考えているようです。」

Yパパ

女の子と男の子2人のパパ。東京都在住。自営業。長女は大学2年生。長男が中学受験を経験し、現在私立男子進学校の高校2年生。奥様との4人家族。
「大学を卒業したらあとは自分の責任で。「自分の頭で考えられる人間になってほしい」と願っています。」

Kパパ

男の子と女の子2人のパパ。千葉県在住。自営業。2人とも中学受験を経験。長男は私立共学進学校の高校2年生。長女は別の私立共学進学校に通う中学2年生。奥様との4人家族。
「大学に行くなら学部の選択にも口は出さないつもりです。自分の好きな道を歩んでいってほしいですね。」