進学通信2016年8月号

今月のテーマ
私立中学・高校で得たものと 子どもの将来について 思うこと

中学受験を経て私立中高で学んだ子どもたちには、どんな将来が待ち受けているのでしょう。また、私学で学ぶメリットとは? 今月も先輩パパたちのお話をうかがいながら、子どもの将来に思いを馳せてみましょう。
中1生ママが答える「受験生の夏休みQ&A」も併せてご覧ください。

【1】楽しく豊かな教育環境 私学のメリットは大きい

お子さんが私立中学に入学して、どういう感想をお持ちですか?

Tpapa

Tパパ

ウチの息子はもう卒業しましたが、私立の中高一貫校に入れて最高によかったと思っています。なんといっても、生徒に勉強させたり、見聞を広めさせたりする態勢ができているところがいいですね。それに、息子の学校は雰囲気が明るくて、いじめなども聞いたことがありません。同じような家庭の子どもが集まって来るためか、不良っぽい子はあまりいなかった印象です。私立に通わせるメリットは確かにあると実感しています。

息子さんは、在学中に留学されたのでしたね。

Tpapa

Tパパ

はい。高1から高2にかけて、1年間アメリカに行きました。息子の学校は留学のシステムがしっかり確立されていて、留学先の学校の単位が認定され、留学後も同級生と同じ学年に戻ってこられました。以前から家内が子どもに留学をさせたいと希望していたので、良い条件でそれがかなえられたこともよかったです。

 
 

留学で得たものとはなんでしょう?

Tpapa

Tパパ

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まずは人とのコミュニケーション能力。それから語学力はもちろんですが、自立心が育ちました。ホームステイをしたのですが、ステイ先では自分のことは全部自分でやるという生活だったため、そこで鍛えられ、たくましくなって帰ってきました。ただ、勉強の進度に関しては心配でした。アメリカと日本は教育のレベルが違うので、留学すると、とくに数学の力が落ちてしまうこともあるそうです。息子は、自分でがんばっていたようですが、日本に帰ってきたばかりのころの成績はひどいものでした。そんなとき、クラスメートが一緒に勉強しようと誘ってくれたようです。いい友達と出会えているなと感じました。

Ypapa

Yパパ

息子は、とにかく学校が楽しいようです。学校から帰ってくると、よく母親に食卓で学校のできごとを楽しそうに話しています。中高一貫校なので中学卒業後は同じ高校に入ったわけですが、中学の卒業式の前日に、「いやー3年間楽しかったなー。この楽しさがまだまだ続くと思うと、本当に俺は幸せだよ」と言っていました。

学校の教育面はいかがですか?

Ypapa

Yパパ

中学に入学してすぐにユークリッド幾何学を習ってきました。授業内容はかなりレベルが高いなと感じます。勉強は、あくまで「自分でやりなさい」というスタイルですね。自主性に任されるので、成績の差が開きやすいという面はあります。

 
 

お友達にはどんな人がいますか?

Ypapa

Yパパ

おもしろい生徒がそろっているなと思いますね。たとえば、高校生ぐらいになるとバンドを始めたりする子もいますが、息子の友達には、ギターを作るところから始める子もいるそうです。ギターを弾くためにまず部品購入とは、ふつうは思いませんからね。

 
 

ユニークですね。息子さんはそういう環境を楽しんでいるのですね。

Ypapa

Yパパ

めちゃくちゃ楽しんでいますね。「へんなやつがいっぱいいる」って言っています(笑)。

 
 

中学受験の学校選びの際、お子さんが入学した第一志望校のほかに、Yさんご自身が気に入った学校があったとのことでしたが、そのことはもう思い出しませんか?

Ypapa

Yパパ

いや、今でもその学校のホームページを見たりしています(笑)。その学校もとてもいい学校なんですよ。きちんとしつけもしてくれて、紳士的な人間を育ててくれる学校なんだろうなと思います。息子の学校は、生徒を全然型にはめないので、対照的かもしれません。息子は今の学校が気に入っており、もちろん私もその良さは感じています。ただ、ほんとうにこの学校に通って良かったかどうかは、本人が卒業して何十年もたってから答えが出るのではないかと思います。そのころになって良さをかみしめることができたら本物ですね。

今月の先輩パパ

Tパパ

2人の男の子のパパ。埼玉県在住。会社役員。次男が中学受験を経験し、私立共学進学校を卒業して現在大学3年生。長男は会社員。奥様との4人家族。
「息子が留学で得たものは大きかったですね。グローバルな人材になってほしいと家内も考えているようです。」

Yパパ

女の子と男の子2人のパパ。東京都在住。自営業。長女は大学2年生。長男が中学受験を経験し、現在私立男子進学校の高校2年生。奥様との4人家族。
「大学を卒業したらあとは自分の責任で。「自分の頭で考えられる人間になってほしい」と願っています。」

Kパパ

男の子と女の子2人のパパ。千葉県在住。自営業。2人とも中学受験を経験。長男は私立共学進学校の高校2年生。長女は別の私立共学進学校に通う中学2年生。奥様との4人家族。
「大学に行くなら学部の選択にも口は出さないつもりです。自分の好きな道を歩んでいってほしいですね。」