進学通信2016年7月号

今月のテーマ
お父さんから見た 中学受験と父親の役割

お子さんの中学受験を経験した保護者のお話には、わが子への思いが込められていると感じます。
いつもはお母さん方にお話をうかがっていますが、今回はお父さんの視点でとらえた中学受験に焦点を当ててみました。
お父さん方は、子どもの中学受験をどのように考え、どんな関わり方をされたのでしょうか。

【5】父親の主な役割は環境整備と邪魔をしないこと

お父さんは子どもの受験にどう向き合うのがいいのでしょう。

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Tpapa

Tパパ

塾の送迎ぐらいで、他は何もしないのが一番いいのかもしれませんね。勉強を教えるといっても、実際には時間もなかなかとれませんし。

 
 

お母さんが主導している場合は、あまり手や口を出さないほうがいいということでしょうか。

Tpapa

Tパパ

そうですね。ただ、環境を整えることについては考えてあげたほうがいいかもしれません。ウチは長男の高校受験と次男の中学受験が同じ年だったのですが、当時、家には子どもたちの勉強部屋がありませんでした。それで、勉強できる環境にしようと、その年、思い切って家を建て替えました。

 
 

それは決断が必要だったでしょう。

Tpapa

Tパパ

子どもたちに1つずつ部屋を与え、ダイニングを広くして大きなテーブルを置きました。4人家族なのに、8人ぐらいが囲めるような食卓です。上の子は自室で勉強していましたが、下の子は、そのダイニングテーブルで勉強していました。いろいろな人に聞くと、小学生は、居間やダイニングなど、家族がいるところで勉強するほうがいいそうですね。親と一緒にいると安心するみたいです。

 
 

お父さんはその間何をしていらっしゃいましたか?

Tpapa

Tパパ

なるべく静かにビールを飲むとかですね(笑)。テレビは見ないようにしていました。

 
 

Kpapa

Kパパ

僕は何が何でも私学という考えはなかったので、そんなに力を注いだことはありません。ウチも子どもたちが家内とダイニングテーブルでワイワイ勉強していましたが、あれで効率が上がるのだろうかと不思議に思っていました。でも、今Tさんのお話を聞いて、それでよかったのかもしれないと思いましたよ。

 
 

奥様がお子さんと一緒にダイニングで勉強しているときはどうされていましたか?

Kpapa

Kパパ

僕のいる場所はなくなりますから(笑)、そーっと自分の部屋に行くか、仕事があれば帰宅時間を遅くするか、どちらかでしたね。

 
 

ご経験されてみて、お子さんの中学受験とはどのようなものだとお考えですか?

Kpapa

Kパパ

お金はかかりますが、目標に向かって勉強ができるチャンスですし、より良い環境に入れてやりたいというのは親心ですね。親が子どもにしてやれることは、これぐらいですからね。

 
 

Tpapa

Tパパ

親は、子どもが「この学校に通えて楽しい」と言ってくれるのが一番うれしいことです。子どもの受験は、僕自身が楽しませてもらった感じです。きっと息子も、将来自分の子どもに同じことをするんじゃないかな。

 
Ypapa

Yパパ

親子の時間を味わえる機会だと思います。お弁当作りなど大変なこともあると思いますが、とくに男の子は中学の入学式を境に親から離れていくので、受験期間を楽しみ、明るく過ごすのが一番ですね。

 

3名のお父さん方、ありがとうございました。家族思いでやさしいお父さんの姿が伝わってきました。受験生のご家庭でも、ぜひ参考にして、ご家族仲良く、明るい受験生活を送られますように。

今月の先輩パパ

Tパパ

2人の男の子のパパ。埼玉県在住。会社役員。次男が中学受験を経験し、私立共学進学校を卒業して現在大学3年生。長男は会社員。奥様との4人家族。
「子どもの受験には積極的に関わり、僕自身が楽しませてもらいました。」

Yパパ

女の子と男の子2人のパパ。東京都在住。自営業。長女は大学2年生。長男が中学受験を経験し、現在私立男子進学校の高校2年生。奥様との4人家族。
「合格後、感動したのは子どもからの感謝の言葉です。」

Kパパ

男の子と女の子2人のパパ。千葉県在住。自営業。2人とも中学受験を経験。長男は私立共学進学校の高校2年生。長女は別の私立共学進学校に通う中学2年生。奥様との4人家族。
「私学では、熱心でユニークな教育が行われていることを知りました。」