進学通信2016年7月号

今月のテーマ
お父さんから見た 中学受験と父親の役割

お子さんの中学受験を経験した保護者のお話には、わが子への思いが込められていると感じます。
いつもはお母さん方にお話をうかがっていますが、今回はお父さんの視点でとらえた中学受験に焦点を当ててみました。
お父さん方は、子どもの中学受験をどのように考え、どんな関わり方をされたのでしょうか。

【4】真剣に取り組んだ学校選び 合格発表は忘れられない

受験校選びのための情報収集はどのようにされていましたか?

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Ypapa

Yパパ

学校説明会に行った家内の話を重視しました。決め手となったのは、教育内容と学校の環境、それから先生の質ですね。中学高校の大事な時期を過ごすのですから、これらのことは重要だと思いました。あとはインターネットで、学校のホームページや、受験生や在校生の親が書き込む掲示板などを見て参考にしました。掲示板は全部が本当の内容とは限りませんから、話半分に読む必要はありましたが。一番いいのは、やはり文化祭などの機会に学校へ足を運ぶことだと思います。

 
 

実際に学校へ行ったときには、どんなところに注目しましたか?

Ypapa

Yパパ

在校生の様子ですね。男の子なので、元気があるほうがいいなと思いました。それから、高校生ぐらいなら、紳士的なふるまいができるかどうかもチェックしました。具体的にはあいさつをきちんとできるかどうかですね。

 
 

合格発表の思い出はいかがでしょう。

Ypapa

Yパパ

合格発表を見た本人から電話がかかってきて、「受かっていました。ありがとうございました」って言われました。涙が出てきましたね。今でも思い出します。

 
 

それはうれしかったでしょうね。

Kpapa

Kパパ

僕は、娘の時にちょうど時間があったので、一緒に学校に見に行きました。パッと娘の受験番号が目に飛び込んできましたね。うれしかったです。息子の時は、第1志望校の発表は家内と息子で見に行き、僕は家内からの電話で結果を知りました。そのとき、僕は「しようがないよ。彼のためには落ちてよかったんじゃない?」と言って、家内にムッとされました(笑)。

 
 

挫折を経験したほうが本人のためになるということですか?

Kpapa

Kパパ

そう思いました。これぐらいの勉強で合格したら、彼のためにならないと本当に思ったのです。第2志望校には合格していましたし、これでよかったんじゃないかなって。彼は第1志望校の入試の全部の回にチャレンジし、最後までがんばりました。悔し涙も流しましたが、いい経験になったと思います。

 
 
Tpapa

Tパパ

息子は第1志望校が不合格だったのですが、そのときの発表のようすは今でも覚えています。妻と3人で発表を見に行きました。息子は合格の自信がかなりあって、先に1人で番号を探しに行き、戻ってきたと思ったら一言も言わずに学校の外に出て行きました。我々も掲示を確認した後、本人を追いかけて家に帰るため電車に乗りました。「残念だったな、ごくろうさん」と言う以外に言葉はかけられなかったですね。本人は何も言わず、ずっと下を向いてゲームをしていました。ちょっと目がうるんでいるようすで、ショックが大きいことは見て取れました。

 

その後はどんなようすでしたか?

Ypapa

Yパパ

沈んだ感じだったのは、その日だけで、翌日はもうケロッとして友達と遊びに行っていました。受験が終わった解放感のほうが大きかったようです。しばらくして「なんで落ちたんだろう」とは言っていましたが、入学した学校がとても気に入り、すばらしい学校生活を送れたので、今は「第1志望校に行くよりよかった」と言っています。

 
 

今月の先輩パパ

Tパパ

2人の男の子のパパ。埼玉県在住。会社役員。次男が中学受験を経験し、私立共学進学校を卒業して現在大学3年生。長男は会社員。奥様との4人家族。
「子どもの受験には積極的に関わり、僕自身が楽しませてもらいました。」

Yパパ

女の子と男の子2人のパパ。東京都在住。自営業。長女は大学2年生。長男が中学受験を経験し、現在私立男子進学校の高校2年生。奥様との4人家族。
「合格後、感動したのは子どもからの感謝の言葉です。」

Kパパ

男の子と女の子2人のパパ。千葉県在住。自営業。2人とも中学受験を経験。長男は私立共学進学校の高校2年生。長女は別の私立共学進学校に通う中学2年生。奥様との4人家族。
「私学では、熱心でユニークな教育が行われていることを知りました。」