進学通信2016年7月号

今月のテーマ
お父さんから見た 中学受験と父親の役割

お子さんの中学受験を経験した保護者のお話には、わが子への思いが込められていると感じます。
いつもはお母さん方にお話をうかがっていますが、今回はお父さんの視点でとらえた中学受験に焦点を当ててみました。
お父さん方は、子どもの中学受験をどのように考え、どんな関わり方をされたのでしょうか。

【2】積極派も手伝い派も パパの関わり方はさまざま

お子さんの中学受験にどんなふうに関わりましたか?

p108
Tpapa

Tパパ

塾の送り迎えをしました。あとは、学校の入試傾向などのデータを集めて、受験校選びに役立てました。息子とはよく中学受験や将来について話をしましたね。勉強は基本的に塾にお任せでしたが、僕が教えられる社会科だけは、お風呂の中で歴史の流れを話したりしました。暗記させるというのではなく、理解させるように工夫しました。

 
 

それは親子のいい時間でしたね。

Tpapa

Tパパ

僕も息子と話がしたいので、受験を利用して話をしていたという感じです。でも、小6の後半になってくると、逆に教えられることも多かったです。今の塾はすごいですね。細かいところまで教えてくれるので、息子はものすごく知識が豊富になりました。

 
 
Ypapa

Yパパ

私もけっこう関わったほうだと思います。一番力を入れたのは、成績のデータ分析ですね。テストの結果から本人の科目ごとの弱点を洗い出し、その補強をさせました。それから、第2志望以下の学校の受験対策は重視しました。塾は、第1志望校の対策はしっかり行ってくれますが、第2、第3……となると、なかなか手が回らないようだったので、早い段階で受験校を決め、小6のゴールデンウィークに集中して過去問を解かせました。力が足りないところは補強させるようにしました。

 

その時期に併願校の対策を立てていたのですか。

Ypapa

Yパパ

それほど私が力を入れた理由は、家内が能天気だったからです(笑)。家内は「あなたならできる」と、根拠なく息子を応援するんです。それに対して、私は最悪の場合を想定して動いていました。そういう意味では夫婦のバランスは取れていたと思いますね。

 
 

一般的にはお母さんのほうが神経質になりがちなので、逆のパターンのご夫婦が多いかもしれないですね。勉強は見てあげたのですか?

Ypapa

Yパパ

私が行ったのは、丸つけと時間管理ですね。まちがえたところの解説は自分で読ませました。

 
 
Kpapa

Kパパ

僕は、そういう関わり方はしませんでした。家内が行けないときに、たまに塾の送り迎えを手伝ったぐらいです。基本的に勉強は塾に任せていて、家では家内が見ていました。家内が算数なども教えられるので、子どもが僕に質問を持ってくることはなかったですね。ただ、学習の進捗状況は、家内から聞いて把握していました。

 
 

受験期にトラブルはなかったですか?

Kpapa

Kパパ

それほど大きいものはなかったですね。子どもが勉強しないときは、「別に受けなくていいよ。でも受けたいならやりなさい」と言いました。息子の時は、最後の方で家内が少しキリキリしていたので、「勉強するのは本人なんだから言ってもしょうがないよ。イライラするのはやめたら?」と言ったりしていました。「いやなら地元の中学に行けばいい」と思っていましたから。

 
 

奥様も絶対私立に行かせたいとは思われていなかったのでしょうか?

Kpapa

Kパパ

最初はそうだと思いますが、学校見学をしていくうちに、変わっていったと思います。ある学校の校長先生が、説明会でとてもいいお話をされて、「やはり公立とは違うんだな」という感想を持ったようです。熱心で、ユニークな教育をしている学校が多いんですね。家内は私学に入れたいという気持ちが強くなっていったんじゃないかな。

 
 

2人目の受験となった娘さんの時はいかがでしたか?

Kpapa

Kパパ

娘の時は、小4ぐらいから学校を見せに連れて行きました。本人が何でも自分でやるタイプだったので、家内も塾の弁当作りと送り迎え、それに「早く寝なさい」と言うのが主な仕事。僕も同じで、環境を整えて健康管理をする、家内のサポート役でしたね。

 
 

今月の先輩パパ

Tパパ

2人の男の子のパパ。埼玉県在住。会社役員。次男が中学受験を経験し、私立共学進学校を卒業して現在大学3年生。長男は会社員。奥様との4人家族。
「子どもの受験には積極的に関わり、僕自身が楽しませてもらいました。」

Yパパ

女の子と男の子2人のパパ。東京都在住。自営業。長女は大学2年生。長男が中学受験を経験し、現在私立男子進学校の高校2年生。奥様との4人家族。
「合格後、感動したのは子どもからの感謝の言葉です。」

Kパパ

男の子と女の子2人のパパ。千葉県在住。自営業。2人とも中学受験を経験。長男は私立共学進学校の高校2年生。長女は別の私立共学進学校に通う中学2年生。奥様との4人家族。
「私学では、熱心でユニークな教育が行われていることを知りました。」