進学通信2016年4・5月合併号

今月のテーマ
受験生ママと私学生ママ座談会 〜
受験と私学に関する不安と疑問を解消!

「中学受験に向けて子どもが勉強を始めたのはいいけれど、不安や疑問がいっぱい」という方も多いのでは。今回は受験生のママと私学生のママにお集まりいただきました。現役ママならではの悩みを聞いて、先輩ママが体験談に基づくアドバイスをしてくれます。ぜひ参考にしてください。

4)一番悩むだろうことは 受験する学校の選択基準

受験生のママが今後直面すると思われる悩みはなんですか?

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Kママ

どうやって受験校選びをしていくかですね。学校の実態をどうやって知ればいいのか、自分の子どもに合う学校をどのように嗅ぎ分けるのか。お子さんに合う学校に通われている方に、決め手はなんだったのかお聞きしたいです。

 

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Aママ

学校はたくさん見に行きました。息子のときは15~20校ぐらい行ったと思います。娘のときはもっと多かったかも。実際に学校を見て、まずは肌で雰囲気を感じることが大事だと思います。
説明会ではいいところばかりお話しされるので、実態はあまりよくわかりませんでした。それよりも、通っている方のお母さんのお話がとても参考になりました。私自身が私立中高出身で、友人もほとんどの人が子どもを私立の学校に通わせているんです。そういう友人からの情報や、私立に行かれている近所の方のお話は、よくうかがいましたね。

 

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Sママ

我が家は、“人間を育てる”教育方針の学校にしようと決め、大学進学実績ばかり強調される学校はやめようと思いました。文化祭などに行った時には、生徒の雰囲気を見きわめるようにしましたね。あいさつをしてくれる生徒が多い学校は好印象でした。恥ずかしがりながらも、ペコッと頭を下げることが自然にできるような子がいると、いいなと思いましたね。在校生に「玄関はどこですか?」などと話しかけたりもしました。

 

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Aママ

私も、在校生がいれば必ず話しかけました。何気ない質問でも、そのときの受け応えで雰囲気はだいたいわかります。

 

“我が子に合う学校”は、肌で感じるもののようですね。そのためにも学校に足を運び、在校生と話してみることが大切なのですね。

 

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Nママ

女子校を考えているのですが、女子だけの世界に不安もあります。いじめの問題も気になります。私立ではいじめ問題の対策も考えられているのでしょうか。

 

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Sママ

娘の女子校では、中学の時はトラブルもありましたが、高校に入るとスパっとなくなりましたね。成長とともに、いじめなどに興味が向かなくなるのではないでしょうか。
息子の男子校では、いじめ問題はなかったですね。多少友達同士のいざこざはあっても、陰湿なものはありませんでした。

 

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Kママ

説明会で、いじめに対するスタンスを話される学校も割合多いですよ。娘の学校は女子校ですが、それほどひどいトラブルはなく、クラス内で起こった小さなトラブルでもすぐ明るみに出ます。そして、全員居場所があって、誰もひとりぼっちにはならないそうです。

 

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Aママ

どこの学校も、いじめには敏感だと思いますよ。対処法も先生方はお持ちだと思います。私は、比較的生徒数の多い学校が安心だと思っていました。人数が多ければ逃げ道もあります。クラス替えが毎年行われれば、友達の幅も広がりますし、嫌な思いをすることがあっても短期間ですむのではないでしょうか。

 

疑問点があれば、学校説明会などで質問してみてもいいかもしれませんね。

 

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Nママ

学校選びでは、面倒見がいい学校がいいのか、自由な校風の学校がいいのか、どちらが娘に合っているのかまだよくわからないのですが。

 

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Aママ

娘の学校は、課題が多く、勉強面で厳しい学校でしたが、生徒たちは上手に手を抜きます(笑)。小テストなども多くて大変ですが、だんだん自分で取捨選択して、必要なところに力を入れるようになっていきます。基礎学力はつくので高校には全員上がれましたし、それなりにみんな大学にも合格しそうです。

 

自分で重要度を見きわめる力もつくのですね。

 

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Sママ

息子の学校選びに関しては、私は迷った時期がありました。小学校時代は親がかりな子だったので、面倒見のいい学校がいいかなと思っていたのです。でも、おしりをたたいて勉強させてくれる学校は安心ですが、このままずっと自立できなかったら困るなと考えました。ある程度自由な校風の学校で、失敗してもいいから自分で道を切り開いていくような力を身につけてほしいと思い、それを判断基準にしました。
その判断通り自由な校風の学校に入学しましたが、最初は大変でしたよ。息子はさぼれるだけさぼっていましたからね(笑)。当初は私もこの決断がよかったのかわかりませんでした。でも、中学時代の反抗期や中だるみを乗り越えて高校生になり、自分が将来何をやるかを決める時になって、少しずつ自分で考えられるようになりました。自由だからこそ考える時間もたっぷりあったのでしょう。少しは成長したかなと思っています。

 

今月の先輩ママと現役ママ

Sママ

私立女子進学校を卒業した大学院1年生と、私立男子進学校に通う高校3年生のママ。専業主婦。
「受験校を決めるときは迷いましたが、子どもの自立を促すために、自由な校風の学校を選びました」

Aママ

私立女子進学校に通う高校3年生と、私立男子進学校に通う中学1年生のママ。専業主婦。
「息子の受験生時代は1年間遊びを禁止しました。今は私に感謝し、学校生活を楽しんでいます」

Kママ

私立女子進学校に通う中学1年生と公立小学校4年生の男の子のママ。パート勤務。
「スポーツを続けさせたいのですが、受験勉強との両立が負担になりつつあり、悩んでいます」

Nママ

公立小学校4年生の女の子のママ。お子さんは一人っ子。専業主婦。
「小学校で、塾の成績が話題になっているようです。友達関係が変わってきたのが心配です」