進学通信2016年2・3月合併号

今月のテーマ
高校卒業後の子どもの将来を考える 私学の進路教育ってどんなもの?

中学受験生のご家庭では、大学受験や将来の職業選択というと、ずっと先のことのように思われるかもしれません。しかし、私立中学に入学すれば、6年後には次の進路に向けて羽ばたくのです。子どもの将来について今から考えてみませんか? 今回は、私立高校3年生のお子さんのママたちに、私学の進路教育や大学受験についてうかがいました。ぜひ参考にしてください。

3)大学受験指導にも注力する私学

学校では授業以外に大学受験のための指導をされていますか?

 

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Iママ

毎年夏休みの講習がありますが、本格的なものは高3のみですね。高2までは数日間の講習だけで、それほど力は入っていません。高3でも、塾に通っていたり、自分で勉強するから講習に出ないという生徒もいます。息子は今、学校の講習と塾の授業、それに自習室を使って勉強しています。放課後は学校の自習室を使い、下校時刻になると塾の自習室に移動して夜10時頃まで勉強して帰ってきます。夏休み前に模試を受けたらまわりの人より遅れていたことに気がついて、そこからがんばり出したんです。

 

「やる気に火がついた」という状態ですね。

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Iママ

先生がおっしゃるには、学年200人ぐらいのうち、「最後まで火がつかない生徒が毎年2、3人います」ということなので、大多数の生徒はどこかで気がついて勉強を始めるのでしょうね。

 

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Oママ

娘の学校にも補習がありますが、利用する子もいれば、まったく使わない子もいるという状況ですね。学校側は、予備校に行かなくても学校の授業と補習で大学受験のための学力がつくと言われます。でも、それは授業を聞いてその場で全て理解できる一部の優秀なお子さんだけではないのかなと思います。母親の間では、「大半の子は塾に行かないと無理でしょう」と言い合っています。

 

学校の大学受験対策指導については不足しているということですか。

 

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Oママ

何とも言えないですね。学校が用意してくださるものがどんなにすばらしくても、それを利用する本人のやる気次第というところがありますから。娘は学校の補習を一部利用し、併行して塾にも行っています。

 

私学の学費と塾代がかかることに関してはどう思いますか?

 

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Oママ

特には何も思いません。学校の勉強をしっかりやってくれれば塾に行く必要はなかったかもしれませんが、それは娘の問題なので、学校に対する不満という気持ちはありません。

 

大学入試も近づいている現在、学校のようすはどのようなものなのでしょう。

 

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Oママ

受験勉強をするという雰囲気になったのは、文理でクラスが分かれた高2からでしたね。今はクラスによって雰囲気が違うようですよ。理系のクラスが休み時間もシーンとしてみんな勉強しているのに比べ、文系クラスはいまだにホワーンとした雰囲気だそうです。

 

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Kママ

息子の学校も、付属校とはいえ理系のクラスの生徒はやっぱり休み時間も参考書を出して勉強していますね。息子の文系クラスは未だに廊下に出て、友達同士、犬みたいにコロコロじゃれあっています(笑)。

 

息抜きも大事ですものね(笑)。付属校の場合も、大学受験のための講習などはあるのですか?

 

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Kママ

教科によっては、センター試験を受ける生徒のための講習を設ける先生もいます。でも、それを受けたから塾は不要というレベルではなさそうです。他大学受験をする生徒は、自分で塾や予備校に通っていると思います。

 

進路の面からみて、大学付属校であることをどのように感じていらっしゃいますか?

 

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Kママ

付属校のメリットである、のびのびした学校生活を満喫できた点はよかったですね。ウチの子は高3の夏休みにも海外への短期留学をしましたし、なかには今も部活を続けている生徒もいます。
6年間過ごした仲間と一緒に、同じ大学に行きたいという思いが強いことも、いいなと思っています。中学1年生のころからのつき合いですから、幼なじみみたいな感覚なのでしょうね。仲間の結束はとても強いです。併設大学に進学し、誇りを持って愛校心を育てていくことができるのも、付属校出身の良さだと思います。

 

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Iママ

長年一緒に育ってきた仲間が一生の友情を育んでいくのは、素敵なことですよね。

 

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今月の先輩ママ

Oママ

私立女子進学校に通う高校3年生のママ。専業主婦。
「やりたいことを見つけてから学部、そして大学を決めるという進路指導に従い、学びたい分野を見つけました」

Kママ

私立大学付属男子校の高校3年生のママ。自営業。
「希望学部に進めるかは未定。大学で興味を持てるものを見つけて、将来に結び付けてほしいと願っています」

Iママ

私立共学進学校の高校3年生男子のママ。パートタイム。
「高3の夏前から本格的に大学受験勉強を始めました。選択肢が多く、将来についてはまだ決められないようです」