進学通信2015年11月号

今月のテーマ
偏差値? 校風? 直感も大事
先輩ママに学ぶ受験校の選び方

第1志望校はもちろん、第2、第3志望も含め、受験する学校は決まりましたか?
中学受験の学校選びにはさまざまな視点が必要です。校風が大事だと言われますが、偏差値や大学合格実績も気になります。
学校選びの基準をどこにおいたのか、先輩ママたちにうかがってみました。

3)人格が形成される中高6年間 学校の影響はとても大きい

私立中高を卒業されたお子さんを持つHさんは、振り返ってみてどのようにお考えですか?

 

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Hママ

よく塾の先生は、「偏差値だけではなく、校風を見て学校を選んでください」とおっしゃいますが、大学受験のときは普通は偏差値で選びますよね。だから、中学受験の学校選びも、偏差値でいいんじゃないかなと思っていたんです。
ところが、上の子が中高を卒業し、今、下の子があと半年で卒業という時期を迎え、上の子と下の子の違いをまざまざと感じています。

 

どのような違いを感じていらっしゃるのですか?

 

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Hママ

2人の子どもの学校は、校風には違いがあってもそれぞれ中1のときは似たような生徒がいるなと思っていました。スタートはほぼ同じでも、6年間過ごす学校の影響ってとても大きいんです。
上の子が通った学校は、まわりの生徒を気にかけて、ひとりぼっちの子がいれば、声をかけて仲間に入れるという雰囲気がありました。クラスみんなで仲良くしようとするのです。また、友達同士で意見を求められることが多く、自分の意見をしっかり持ち、それを主張することの大切さを学ぶ場面が多くありました。
一方、下の子の学校は、我が道を行くタイプが多く、マイペースで過ごすことが認められているんです。子どもによってはとても楽ですが、実はそういう環境で育つと、大学や社会でまわりの人とやっていくことが大変になるんじゃないかなと思うんです。

 

中高の6年間は人格形成の時期とも言われます。社会性を身につける時期でもありますね。

 

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Hママ

まわりのことを考えてサービス精神を発揮することも大切な場合がありますからね。中高の6年間はとても大きく、かけがえのない時間でもあると感じます。やはり今になって、校風は重要だと実感しています。

 

中学受験と大学受験では、学校を選ぶ意味が変わってくるのですね。これから中学受験を迎えるご家庭へ学校選びに関するアドバイスはありますか?

 

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Sママ

とにかくたくさん学校には足を運んだほうがいいと思います。最初はあまりわからないかもしれませんが、だんだん見る目が備わってきます。夫婦の意見が食い違うときは話し合いをきちんとして、できる限り歩み寄ることが大切です。

 

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Yママ

我が子に合う学校かどうかというのは、けっこう直感が当たると思います。2人目のお子さんの場合、以前行った学校でも、方針や入試制度の変更があることも。再度足を運んで最新情報を確認しましょう。

 

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Hママ

在校生や卒業生から実際の学校のようすを聞くことをお勧めします。また、お父さんにも学校説明会に行ってもらって、受験に対する理解を深めてもらうといいですね。

 

学校選びは、校風が子どもに合うかや、教育方針がこういうふうに育ってほしいという親の考えに合うかが重要なポイントとなりそうですね。ご夫婦の意見調整もしっかり行いたいものです。受験生家庭でも、ぜひ学校選びの参考にしてください。

 

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今月の先輩ママ

Sママ

私立男子進学校高校3年生の長男、私立女子進学校中学1年生の長女、公立小学校5年生の次男の3人のお子さんのママ。ご主人との5人家族。
「実際に学校に行き、自分の目で見て肌で感じたものを大切にしました」

Yママ

私立男子進学校高校2年生の長男と別の私立男子進学校中学1年生の次男の2人兄弟のママ。ご主人との4人家族。
「入学して感じたのは、私立は似た生徒が集まっているなということです」

Hママ

私立女子進学校、私立大学を卒業した社会人の長女と、別の私立女子進学校高校3年生の次女、2人姉妹のママ。ご主人との4人家族。
「中高の6年間の環境が子どもに与える影響は大きいと実感しています」