進学通信2015年11月号

今月のテーマ
偏差値? 校風? 直感も大事
先輩ママに学ぶ受験校の選び方

第1志望校はもちろん、第2、第3志望も含め、受験する学校は決まりましたか?
中学受験の学校選びにはさまざまな視点が必要です。校風が大事だと言われますが、偏差値や大学合格実績も気になります。
学校選びの基準をどこにおいたのか、先輩ママたちにうかがってみました。

2)お子さんに似た在校生がいたら校風が合うというヒント

志望校決定のポイントはどこに置かれましたか?

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Sママ

学校に行ってみると、感じるものがあるんです。この学校はウチの子に合わないとか、世間の評判はいいのにどうもピンと来ないとか。説明会で話される先生の話がしっくりこないこともありました。そういう学校は除いていき、逆に雰囲気が温かい感じがするところを候補に残していきました。ほかには、塾の先生が勧めてくださった学校は行く前から良い印象を持っているので、少し塾の先生から受けた影響はあったと思います。

 

お母さんの直感を大事にされたのですね。学校選びで苦労されたことはありますか?

 

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Sママ

娘のときは成績が入試直前に伸びて志望校が変わっていったため、小6の秋の説明会に間に合わなかった学校もいくつかありました。実は、娘が今通っている学校は、私は一度も学校説明会には行っていないんです(笑)。一度だけ模試の会場として行ったのと、娘は友達と文化祭に行ったことがあっただけでした。

 

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Yママ

あまり本人の希望がはっきりしなかった長男は、主人の出身校を第1志望、祖父の出身校を第2志望にしていました。そのほかの学校は、通学時間とか、学力レベルを見て親が決めていきました。
逆に次男は受験に前向きで、自分で志望校も決めたいタイプ。文化祭などに連れて行くと、自分で好き嫌いをはっきり言うのです。文化祭を見た1日だけでわかるものなのかなと思いましたが、雰囲気は子どもにも伝わるようですね。
ただ、本人の意向だけを聞いていたら、好きな学校の数が少なすぎて受験校が足りず、困りました。
塾の先生に相談すると、学校の教育方針で決める選び方もありますが、入試問題が合う、合わないで決める方法もあるということでした。入試問題は、入学してからの学校の方針に直結していることも多いそうです。入試の点数がとりやすい学校ということも、選択基準に加えました。

 

確かに、入試問題を出題する先生が入学後の定期テストを作成するケースも多いでしょうから、理にかなっていますね。

 

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Yママ

また、入学後に感じたのは、私立中高には、似た生徒が集まっているなということです。長男と次男は別の学校に入学しましたが、それぞれ中1の時からクラスの生徒のカラーが違うのです。次男の学校の最初の保護者会で、多くのお母さんが「小学校時代はこういう子どもでした」と言うお子さん像が、我が子とよく似ていて驚いたものです。ほんわかした感じの生徒が多い長男の学校と、ちょっと冷めている感じの生徒が多い次男の学校は、我が家の兄弟のタイプそのものでした。

 

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Sママ

娘の場合は、最終的に合格した学校の中から進学先を決める際に、我が家から近いことと、偏差値の高さで学校を選びました。校風の違いはありましたが、いろいろな学校を見てきた結果、親から見て、娘はどこでもやっていけそうという判断もできました。入学後は楽しく過ごしているので、それで良かったと思います。

 

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Yママ

偏差値といえば、「6年間学費を払うのだから、あまりに偏差値の低い学校を受けるぐらいなら公立中学に行かせればいい」と主人が主張していました。ですので、結局ウチは押さえの学校というのは受けなかったんです。第1志望校以外は、偏差値レベルは横一直線という感じの受験スケジュールでした。塾の先生からは「どこか合格確実の学校を受けてください」と言われましたが、受験する学校を決めきれずにいたら、最終的には「1月に受験する学校に通う可能性もあるのなら、これでいいです」と言ってもらえました。

 

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Sママ

ウチの主人も、長男のときは偏差値の高い学校しか受験許可を出してくれませんでした。あとは、授業料や入学金が免除になる完全特待の学校のみ。父親は、費用対効果を重要視する人が多いのでしょうかね。

 

偏差値だけではなく、私学で教育を受ける意味を理解していただくのは、なかなか難しい場合もありますね。

 

今月の先輩ママ

Sママ

私立男子進学校高校3年生の長男、私立女子進学校中学1年生の長女、公立小学校5年生の次男の3人のお子さんのママ。ご主人との5人家族。
「実際に学校に行き、自分の目で見て肌で感じたものを大切にしました」

Yママ

私立男子進学校高校2年生の長男と別の私立男子進学校中学1年生の次男の2人兄弟のママ。ご主人との4人家族。
「入学して感じたのは、私立は似た生徒が集まっているなということです」

Hママ

私立女子進学校、私立大学を卒業した社会人の長女と、別の私立女子進学校高校3年生の次女、2人姉妹のママ。ご主人との4人家族。
「中高の6年間の環境が子どもに与える影響は大きいと実感しています」