進学通信2015年10月号

今月のテーマ
受験生活でママのストレスは倍増する!?
解消するためのそれぞれの工夫とは

長い受験生活。お子さんも大変ですが、ママたちの心労も計り知れないものがあります。
「勉強がはかどらない」「子どもとぶつかってしまう」「成績が上がらない」「志望校が決まらない」「家族が協力してくれない」「小学校やママ同士のつきあい」などなど、中学受験のまわりには、ストレスの元がいっぱい。
先輩ママたちはどのようにストレスを解消していたのでしょうか。

2)子どもが小さいころの写真はイライラが鎮まる特効薬

友達と話すことでストレスを解消するという人は多いですが、同じ受験生のお子さんがいるママ友達と、受験を終えた経験者ママとでは違いはありますか?

 

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Eママ

現在受験生のお母さんより経験者のほうが客観的に聞いてくれるという面はありますね。冷静なアドバイスをしてもらいたいときは、経験者ママのほうが適任かもしれません。ただ、ほんとうに同調してもらいたいときもあるんです。そのときは、受験生ママ仲間で話し、お互い思いの丈を吐き出してスッキリするということもありましたね。

 

Fさんは、どのようなところにストレスを感じましたか?

 

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Fママ

娘はお人好しなところがあって、塾のお友達からメールがくると、必ず返事をするのです。別に返事をしなくてもいいような内容でも。また、塾が終わると、家が同じ方向の友達のクラスの授業が終わるのを待って一緒に帰ったりもしていました。友達に必要以上に気を遣って自分の時間が減ってしまうことに、私はイライラしていました。

 

お子さんにその気持ちを伝えましたか?

 

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Fママ

私が文句を言っても、あまり口答えはしないのでけんかにはなりませんでしたが、友達への態度を変える様子はありませんでした。
ただ、入試の前日、ホテルに前泊していたら、同じホテルに泊まっていた友達から「何号室?」とメールが来た時は、さすがに携帯電話を取り上げました。「勉強がおろそかになるから預かるね」と言って。
その友達は、入試の帰りにも「どうだった?」というメールをどんどん送ってきて、それに娘はいちいち反応してしまうのです。娘には毅然と断ってほしかったのですが、受け入れてしまう弱さが気になってしかたがありませんでした。

 

ストレス解消のためには、どのようなことをされましたか?

 

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Fママ

私は、ランニングをしました。朝、娘が起きる前に家の近くの公園まで走って行き、公園を何周かします。トータルで3~5キロぐらい走っていたでしょうか。体を使うと、いろいろなことがちっぽけに思えて、受験に関する悩みなど、どうでもよくなってきます。

 

健康的で、良い発散方法ですね。Yさんはどんな方法で解消していましたか?

 

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Yママ

子どもとぶつかった時には、息子が塾に行っている間に冷静になれるように努力しました。過去にやった問題などを眺めて、これだけ勉強したのだからと納得しようとしていましたね。

 

勉強を積み重ねてきたことを振り返って安心されたのですね。

 

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Yママ

それから、これは塾の先生のアドバイスなのですが、子どもが赤ちゃんのときの写真を見るのも、とてもいい方法でした。幼い笑顔の写真を見ると、「このころは、健康であればいいと思っていたな」と、自分の気持ちを思い出すことができます。乳幼児期に撮ったビデオなども効果的でした。昔は、テストで高得点をとることや長時間の勉強など望んでいなかったなと思えます。

 

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Eママ

ほんとうにそうですね。赤ちゃんのころは、歩いたり、しゃべったりするだけでうれしかったものです。

 

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Yママ

子どもが目の前にいるとどうしてもカリカリしてしまうので、学校や塾に行っている時間に見るのがポイントです(笑)。

 

子育ての初心に返ることで、ストレスを感じている自分を見つめ直せるのですね。

 

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Yママ

そのほかに、同じ受験生ママのブログを読んだりもしました。子どものテストの点数で一喜一憂しているというような内容を見て、他のお母さんたちも、みんな一緒だなと思って、自分をなぐさめました(笑)。

 

同じようなことでみんな悩んでいるということがわかると、安心できるのでしょうね。

 

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Eママ

私はあまりインターネットは見ませんでした。仕事から帰ると家事が忙しくて、パソコンを開く時間もあまりありませんでした。

 

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Fママ

通っていた塾のことがネットに書かれていると聞き、気になっていました。今も、通っている学校のネット情報はあるようですが、きりがないのであまり見ないようにしています。

 

お子さんは、受験生のときにストレスは感じていたようですか?

 

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Yママ

次男は4、5年生のときに、やたらに机に鉛筆で穴を開けていたり、シャープペンを、元に戻せないぐらい分解したりしていました。理由を聞いてみても、「触っていたら無意識に……」という返事でした。ストレスの表れだったのかもしれません。長男は、もともとの体質もあるとは思いますが、入試が間近になると、アトピー症状が出てきました。

 

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Yママ

娘は入試前日に、食べたものを吐いてしまいました。原因はわかりませんでしたが、その後はとくに症状はなく、受験は無事にできました。体調不良というよりは精神面の問題だったのかもしれません。

 

うまく言葉で言い表せなかったり、発散する方法が見つからない子どもにとっては、ストレスが体や行動に表れることもあるようです。身近にいる保護者が見ていて気づいてあげることが大切ですね。

 

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今月の先輩ママ

Eママ

私立女子進学校高校1年生のママ。会社員。夫との3人家族。
「先輩ママや同じ受験生ママ友達と話をすることが一番の発散方法でした」

Yママ

私立男子進学校高校1年生と同校中学2年生の2人兄弟のママ。ピアノ講師。夫との4人家族。
「子どもが小さいころの写真やビデオを見て初心に返るようにしました」

Fママ

私立女子進学校高校1年生のママ。会社員。シングルマザー
「近所を走って、ストレス解消! 受験の悩みがちっぽけに感じます」