進学通信2015年9月号

今月のテーマ
働くママに聞きました
中学受験と仕事との両立は大変!?

中学受験では、塾の送迎やお弁当作り、学校説明会や塾の保護者会の出席など、保護者が協力する場面が多々あります。とくに、受験情報の収集や、子どもの学習管理など、一般的に“母親”の出番が多いといわれる中学受験。仕事との両立は可能なのでしょうか。お仕事を持ちながらお子さんの受験を経験された先輩ママに、お話をうかがいました。

5)親が仕事をしていることが子どもの自立を促す

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Yママ

うちは息子なので、将来結婚したときにお嫁さんが働くかどうかということに関わるかと思いますが、息子は意外に保守的で、「奥さんには家にいてほしい」と言っています。自分に大きな稼ぎがあるならともかく、今どき共働きでないと暮らしていけない可能性が高いのに……。「将来は夫婦で働いてやっていくのだから、家事ぐらいできないとだめよ」と言っているのですが、まだピンときていないようです。

 

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Eママ

お手伝いは、ウチもあまりやらないですよ。今でも、「雨が降りそうだから洗濯物を取り込んでおいて」と連絡すると、良い返事は返ってくるのに、帰ってみたらやっていなかったり、放り込まれているだけだったり。ただ、高校生になってから、2回ほど晩ご飯を作ってくれました。食事のことを気にせず出かけられるようになるまで、あともう一息です(笑)。

 

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Fママ

女の子は、一般的にはいつかは自分で家事をしなければならなくなるので、今はわざわざしなくてもいいと私は思っています。あまりお手伝いもさせていません。必要に迫られればできるようになるでしょう。

 

お母さんが仕事をしていることで、お子さんに影響を与えていると思うことは、ほかにありますか?

 

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Fママ

家にひとりでいることが多いせいか、娘はしっかりしているというか、肝がすわっているなと思うことがあります。東日本大震災のときも、娘は小学生でしたが、私が翌日まで帰れなかったのに、連絡が通じて無事だとわかった後は、動じることなく静かに待っていました。

 

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Eママ

親を頼らないようにしようという意識は強いかもしれません。部活で衣装作りをするときに、ミシンなど使い慣れない子どもたちはお母さんに手伝ってもらうことが多いのに、娘はひとりでがんばっています。どんどん自立していくので、少しさびしく感じるほどです。

 

現在の学校生活での影響はいかがでしょう?

 

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Fママ

学校では、携帯電話を持っていくことは禁止されてはいないのですが、授業中に鳴ったら取り上げられ、親が受け取りに行かないと返してもらえない決まりです。ですから、絶対に鳴らさないようにと言っています。私は勤務時間中なので、学校に取りに行けませんから。

 

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Yママ

息子たちが通う学校は、保護者会が土曜日に行われるので、私は1回も行ったことがありません。だいたい主人が行っています。世の中、土日が休みの人に合わせていると思うことが多いですね。

 

学校としては、働く保護者に配慮して土曜日に開催しているのでしょうが、土曜日が休めないお仕事だと困りますね。

 

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Yママ

でも、その代わり平日の昼間に行われるランチ会には参加できます。それに行かないと、全く学校の情報が入ってこないので、なるべく参加するようにしています。

 

お仕事をされているお母様の多くは、中学受験に対して冷静な考え方をされている印象を受けました。仕事を通してお母様自身が社会を知り世界を広げることは、広い視野で中学受験をとらえることにつながり、お子さんにも好影響を与えることになるのかもしれません。

 

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今月の先輩ママ

Eママ

私立女子進学校高校1年生のママ。新卒から同じ会社に勤め続けるフルタイムワーカー。夫は単身赴任中。
「仕事をしていたおかげで、子どもの受験だけにのめりこまずにいられたと思います」

Yママ

私立男子進学校高校1年生と同校中学2年生の2人兄弟のママ。音楽教室と自宅で教えるピアノ講師。
「休みを取りにくい仕事なので、入試期間は会社員の主人が休みをとって乗り切りました」

Fママ

私立女子進学校高校1年生のママ。シングルマザー。会社員。お子さんの中学受験期は、営業の仕事を担当。
「「仕事をすることはあたりまえ」という感覚を、子どもに与えることができています」