進学通信2015年9月号

今月のテーマ
働くママに聞きました
中学受験と仕事との両立は大変!?

中学受験では、塾の送迎やお弁当作り、学校説明会や塾の保護者会の出席など、保護者が協力する場面が多々あります。とくに、受験情報の収集や、子どもの学習管理など、一般的に“母親”の出番が多いといわれる中学受験。仕事との両立は可能なのでしょうか。お仕事を持ちながらお子さんの受験を経験された先輩ママに、お話をうかがいました。

3)仕事のやりくりをしながらも中学受験の主導権を握るのはママ

Eさんも、お子さんが小さいときには生活や学習の管理をされていましたか?

 

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Eママ

小学生のときは手とり足とりでしたね。塾に行く時間などは自分で守ることができていましたが、勉強に関しては、やはり私がある程度メニューを組み立てていました。ただ、本人が幼くて、なかなかうまくこなせていなかったような気がします。 私がずっと見ているわけにはいかないので、本人任せの部分もありました。仕事から帰って学習の進み具合をチェックすることもありましたが、忙しくて見られないときも多かったですね。平日の帰宅後は、勉強を見るよりも、どうしてもご飯を食べさせて、遅くならない時間に寝かせるということに重点を置いていました。今思うと、勉強はそんなに見てあげられなかったかもしれません。せいぜい「宿題やったの?」と、声をかけるぐらいでしたね。

 

ご主人は協力されましたか?

 

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Eママ

主人は単身赴任中で、土日に帰って来た時は、塾への送り迎えなどはしてくれましたし、入試期間中はいろいろ手伝ってもらいました。でも、ほんとうに「お手伝い」程度で、イニシアチブをとったのは私です。よくパソコンで受験のために成績のデータを作成したり、情報収集したりしているお父さんがいますが、ああいう感じではなかったですね。

 

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Yママ

私は正社員ではないので有給もありませんし、自分の都合でレッスンを休めない状況でした。自宅レッスンの場合も、日程を動かそうと思っても、生徒さんも忙しくてなかなか日程を合わせることができません。我が子の用事で日程変更などほとんどできないので、学校の運動会など何年も行っていません。実は、入試期間中も私はまったく仕事を休めなかったのです。

 

当日はどうでしたか?

 

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Yママ

私は土曜日が教室に出かける日だったので、土日の受験関係の用事は、主に主人が動きました。入試期間は、受験の進捗状況によって、主人が1週間会社を休む覚悟をしていました。もし、主人が休みをとれなければ、子どもにひとりで入試会場に行ってもらうつもりでした。

 

ご自宅でレッスンをされるお仕事だと、もっと自由がききそうなイメージでしたが、意外です。

 

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Yママ

音楽教室も、女性が多い職場ですが、子どもの事情などはあまり言い出せない雰囲気でした。

 

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Eママ

逆に会社員のほうが、周囲に言いやすいかもしれないですね。私の会社はお子さんのいる人も多いですし、中学受験をする家庭もけっこうあったので、理解が得られやすかったと思います。私は子どもが中学受験をすることは、ずっと前から周りの人に言っていました。

 

お仕事の種類や勤務態勢、職場の雰囲気によっても違うと思いますが、仕事と子どもの受験との両立には、やはり周囲に配慮しなければならない面があるのですね。

 

今月の先輩ママ

Eママ

私立女子進学校高校1年生のママ。新卒から同じ会社に勤め続けるフルタイムワーカー。夫は単身赴任中。
「仕事をしていたおかげで、子どもの受験だけにのめりこまずにいられたと思います」

Yママ

私立男子進学校高校1年生と同校中学2年生の2人兄弟のママ。音楽教室と自宅で教えるピアノ講師。
「休みを取りにくい仕事なので、入試期間は会社員の主人が休みをとって乗り切りました」

Fママ

私立女子進学校高校1年生のママ。シングルマザー。会社員。お子さんの中学受験期は、営業の仕事を担当。
「「仕事をすることはあたりまえ」という感覚を、子どもに与えることができています」