進学通信2015年6月号

今月のテーマ
中学受験の先にある私立の学校生活ってどんなもの?
-Part1-

私立中学の入試に向けて勉強に取り組んでいる受験生にとって、入学後の生活は気になりますね。
私立中学・高校の生徒たちはどんな学校生活を送っているのか、受験の経験談とともに在校生のママたちにお話をうかがいました。

1)子どもの意志を尊重した中学受験 ママ同士支え合って乗り切った

まずは中学受験についておうかがいしたいと思います。皆さま、今振り返ってみて、お子さまの中学受験をどんなふうにとらえていらっしゃいますか?

 

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Fママ

受験は特に考えずに入った塾で、流れに乗ってだんだん受験モードになっていったというのがウチの受験パターンでした。
ですから、私はあまり大きな期待をせず、「このぐらいの学校がちょうどいいかな?」という感じで受験校を考えていたのですが、息子がどうしても行きたいという学校があり、そんなに言うなら……とチャレンジさせたところ、合格しました。

 

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Yママ

ウチも、塾に通わせているうちにだんだん本人がその気になって、受験することになりました。
ただ、主人は受験に反対というか、「わざわざ受験する必要はない」というスタンスで、あまり関心を持ってくれませんでした。

 

ご家族のご理解がないと、長い受験生活を乗り切るのは、なかなか大変だったのではないでしょうか?

 

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Yママ

そうですね。でもウチの場合、一緒にがんばれる友達のFさん親子がいたのです。息子たちが一緒の小学校で仲が良く、同じ塾に通うことになって、母同士も相談し合いながら、初めての子どもの中学受験を乗り越えることができました。

 

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Fママ

お互い情報交換しながら、一緒に学校見学をしたりしましたね。実は、ウチの子が通うことになった学校は、Yさんが見つけてくれた学校なのです。息子が受けたがっていることを知り、「受験させてあげたら?」と、背中を押してくれたのもYさん。受験が終わった後もしばらく、「私達がんばったよね」ってお互いをたたえ合っていました(笑)。

 

YさんとFさんは、お互い支えあっていたのですね。ところで、Yさんのお嬢さんは、公立中学に通われているようですが。

 

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Yママ

上の娘も同じように塾に通わせましたが、向いていなかったようで、半年ほどで受験用のコースはやめました。きょうだいで私立と公立に分かれるのは差をつけるようで良くないのではないかと考えて、本人に何度も確かめたのですが、「私は絶対受験しない」と言うので、姉は公立中学に進学させることにしました。私も、どうしても私立に行かせたいという強い希望があったわけではないので、無理に中学受験させることはしませんでした。

 

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Sママ

ウチの娘には、女子校は嫌だという意志があり、共学校を受験しました。女子同士のつきあいは、気を遣い合ったりする面倒な部分があるので、男子と遊ぶほうがシンプルで楽しいらしいです。

 

中学受験では、このように本人の希望やご家庭の教育方針を反映させて学校を選ぶことができますね。

 

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Sママ

最初に娘がめざしたのは公立中高一貫校でした。でも、塾の先生が勧めてくれた私学の文化祭を見に行くと、男子が女装して芝居をしていて、それもなかなかレベルが高くおもしろかったので、本人はとても気に入ったようです。
結局この学校とご縁があり、私学に通うことになりました。私学には、留学なども含めたいろいろなプログラムがあるので、メニューを提示されて「お好きなものをどうぞ」と言われているような感覚がありますね。

 

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Mママ

ウチは親子でとても気に入った学校があって、そこをめざしてがんばりましたが及ばず。第2希望の学校に通っています。入学したばかりのころは、「あの学校に行きたかったね」と2人で後ろばかり見ていたのですが、2〜3カ月もすると、娘は入学した学校に友達もできて、「私、ここでいいかな」と言うように。生きていく道を見つける子どもの力ってすごいなと思いました。

 

入学した学校で、子どもは確実に成長していくのですね。

 

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Mママ

高校生になった今、精神的に成長しているのを実感しています。中高時代は、とにかく親の言うことは聞いてくれませんので、親は子どもの力を信じて見守ることしかできません。

 

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今月の先輩ママ

Fママ

私立男子進学校中学2年生の兄と、公立小学校2年生の妹のママ。専業主婦。
「チャレンジ校に合格したので、ついていけるように毎日コツコツ勉強しています。」

Yママ

中学2年生の双子(公立中学校に通う姉と私立男子進学校に通う弟)のママ。専業主婦。
「小学校時代のクラスの押しが強かった女子と離れて、男子校にのびのびと通っています。」

Sママ

今年の受験で入学した私立共学進学校中学1年生の女の子のママ。ワーキングマザー。
「女子とのつきあいが苦手という娘の意見を尊重して、共学校のみ受験しました。」

Mママ

私立女子進学校高校2年生の女の子のママ。フリーの仕事を持つワーキングマザー。
「中学入学後、6年後の大学受験に向けてがんばろうと家族で目標を立てました。」