進学通信2015年4・5月合併号

今月のテーマ
2015年我が家の中学受験を振り返る
受験を通して得たものは?

2020年大学入試改革に向けての節目となった2015年の中学入試。受験を終えたばかりのお母さま方に、これまでの日々を振り返っていただきました。
中学受験が受験生本人とその家族にもたらしたものとは……?

1)各家庭にドラマが生まれる 中学受験で流した汗と涙

皆さん、お子さまの中学受験が終わったばかりですね。入試はいかがでしたか?

 

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Hママ

1月は模試感覚で、確実なところを含め2校受験し、両方合格しました。2月は、1日に姉の通っている学校を第2志望として、2日に本命校を受験というスケジュールを組みました。本命校の受験日は念のため、安全校とのダブル出願をしていたのですが、主人とも相談し、最終的には「もし1日の学校が不合格だった場合でも本命校を受験させよう」と決めていました。3年間ずっと本人が憧れてきた学校なので、受けさせたほうが彼女の人生にプラスになると思ったのです。1日校が不合格の場合は、その後の日程の学校に出願すればいいと思っていました。結果は、1日の学校に合格、本命校は残念ということで、姉と同じ学校に入学することになりました。

 

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Aママ

1月は地方の学校を1校受験して合格。2月1日からは、期せずして、5日間続けて受験することになりました。事前に出願したのは、1日(午前、午後)と、2日、3日。1日午前の第1志望校と2日校が不合格となってしまい、ダブル出願していた3日は希望順位の低い方を受験。その受験中に、私は4日校と5日校の願書を出しに駆け回りました。4日校の受験中は、まだ1日午後に受けた押さえ校しか合格していない状態だったので、私が考えた受験パターンが良くなかったのではないかと、涙が止まりませんでした。

 

綿密な受験スケジュールを考えていらしたようですが、それでもご自分を責めてしまわれたのですね?

 

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Aママ

1日午前は息子の第1志望校とはいえ、上を狙い過ぎたのではないかとか……。2日校は、もう少し倍率の低い気に入った学校があったのですが、手続き日の関係で入学金が無駄になる可能性があったために避けたのです。お金をケチらなければよかった。そこで合格をもらえたら、3日は志望順位の高いほうの学校を受験できたのに……などと後悔しました。
しかしその後、3日校、4日校とも合格できました。進学する学校は、環境も、偏差値的にも親子で満足できる結果に。合格の発表を見たときは、あまりにうれしくて手の震えが止まらなくなりました。

 

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Nママ

1月は入学予定のない学校でしたが無事合格。幸先の良いスタートだと思い、2月の受験に臨みました。しかし、第1志望校のみ何回も受験するプランを立て、全部の回で不合格になってしまったのです。最後の方は、ほとんど意地で受験しているという感じでした。
私は、もう少し合格しやすそうな学校の受験もすすめたのですが、本人と塾の先生が、「何回も受ければどこかで受かる」と信じていたようです。

 

そんなとき、お子さまにはどんなふうに声をかけられたのですか?

 

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Nママ

合格発表で残念な結果が出るたびに、「次はがんばろうね」というのが精いっぱい。最後は「ここがだめなら公立中学と決めていたのだから、それでいいね?」と言いました。そうなると、息子は、初めて「他に受けるところないの?」と聞いてきたのです。私も葛藤しましたが、特に行きたくもない学校に妥協して入学させて、その学校に染まるのが良いこととは思えず、全員が高校受験をする公立中学の環境のほうが良いと判断しました。
ただ、ほかの塾に通うお友達が、やはり同じ学校を受け続けて結果がなかなか出なかったときに、塾の先生から「もうその学校はやめて、ここを受けなさい」と提案され、従ったところ、そちらで合格しました。
親は受験の最中は判断力を失っていますから、そういう強いアドバイスがあったら、また違う結果になっていたのでは?とは考えてしまいます。我が家の判断が正しかったかどうかはわかりませんが、今は前を向くしかありません。

 

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Sママ

受験生活の最後の方で、娘はモチベーションが低下して、家庭学習もほとんどできない状況でした。ところが、合格が危ぶまれていた1月校の合格を皮切りに、2月1日の午前、午後とも合格できました。1日の午前の学校が娘の第1志望校だったので、それでホッとしていたのですが、その後、第1志望より上位の挑戦校を受験し、そこも合格したのです。以前はまったく考えていなかった学校だったので、合格をいただいて驚いたというのが正直な感想です。
娘は1日午前の学校が大好きだったのですが、合格したら進学すると決めていた上位の学校を選択しました。

 

受験期間には、各家庭に凝縮されたドラマがあったのですね。さまざまな感情が伝わってきます。

 

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今月の先輩ママ

Nママ

2人のお子さんのママ。上のお子さんは女の子で、私立共学進学校の高校1年生。下のお子さんは男の子で今年受験をしましたが、公立中学に入学予定。ご主人との4人家族で専業主婦。
「結果は公立中学進学となりましたが、中学受験の経験は、息子の今後の人生のために良かったと思っています」

Aママ

2人のお子さんのママ。上のお子さんは私立女子進学校の高校2年生。下のお子さんが今年受験し、私立男子進学校に入学が決定。ご主人との4人家族で専業主婦。
「受験はかなり疲れました。でも、息子のために母としてやれるだけのことはやった達成感でいっぱいです」

Hママ

2人姉妹のママ。上のお子さんは私立女子進学校の高校1年生。下のお子さんが今年受験し、私立女子進学校に入学が決定。ご主人との4人家族で専業主婦。
「姉と同じ学校に決まりました。本人がストレスなく元気に受験できたことが一番!」

Sママ

3人のお子さんのママ。上のお子さんは私立男子進学校の高校2年生、真ん中のお子さんが今年受験をし、私立女子進学校に入学が決定。一番下のお子さんは公立小学校4年生の男の子。ご主人との5人家族で、パート勤務。
「最初のころに比べて偏差値は20近く伸び、適正校より上位の学校に合格できました」