進学通信2015年2・3月合併号

今月のテーマ
子どもの幸せを望む私立中高生保護者の
理想の進路選択とは!?

大学入試のあり方が大きく変わっていくと言われるなかで中学受験生の学校選びも難しくなりそうです。
現在の私立中高生は、どのように将来への夢を切り拓いているのか先輩ママ・パパ達にうかがいました。

【2】キャリア教育を上手に活用してじっくり将来を考えてほしい

進路教育が充実している学校に在学中の方はいかがでしょうか?

 

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Hママ

娘の学校では、毎週のようにキャリア教育のプログラムがあるようです。学校からは、「何になりたいかを見つけて学部選択をしなさい」とまで言われますが、決めきれない生徒はプレッシャーを感じるようです。文理選択においても、何の職業につきたいかが大前提で、「文学が好きだから文系」という選択ではないようです。クラスの半分ぐらいは、希望する職業が決まっているようですが、娘は模索段階というところです。

 

 

 

好きな学問や得意な教科からではなく、まず「将来は何になるか」を決めるように指導されるのですね。

 

 

 
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Hママ

実はそこが難しくて、普通のOLになるという選択肢はなく、医者とか弁護士などの専門の職業でないといけない雰囲気があるようなのです。でも、母親同士では、「一般的に半数ぐらいの女性は事務職なのにね」って話しています。初めから少し課題が大きすぎるというのが正直な感想です。生徒達に、ネームバリューのある大学や職業を望む学校側の意図も感じます。ただ、私達の時代はバブル期で就職の苦労も少なかったですが、娘達は確かに大変な時代ですので、高い目標をめざす方針もし方がないのかもしれません。

 

 

 
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Rママ

ウチの子も同じような状況で、高1になると、将来何になりたいかを聞かれる授業があったようです。まわりがスラスラ書いている中で、娘は焦ってしまい、「目標がないからがんばれない、大学にも行かない」とまで言い出しました。そこで、通っている塾の先生に相談しました。
その方は東大を卒業されて企業に就職後、塾の先生に転身されたのですが、「僕も何になりたいなんて思ったことがない」とおっしゃいました。なぜ東大をめざしたのかを聞くと、「自分に勝ちたい、まわりに勝ちたいという気持ち」が原動力だったとのこと。就職活動はまわりに合わせて行い、人気企業に就職したけれど、その後、夢を見つけて塾の先生になったということでした。その先生がおっしゃるには、「中高生の年齢で将来を明確にするのは無理です。大学生になってからでも遅くないから心配しないでください」とのことでした。

 

 

 
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Tパパ

確かに、中高の6年間でどんな仕事をしたいというところまで見つけられる人はほとんどいないのではないでしょうか。ただ、企業側から今の採用状況を見ると、学生を大学名で選ぶところはまだまだあります。そうすると、いい大学に入ったほうがその先の選択肢が広がることにはなります。何になるかが見つからなくても、できるだけいい大学をめざすということには意味があると思います。

 

 

 

大学受験指導やキャリア教育が充実している私学はたくさんあります。ただ、職業については個々の希望や考え方もさまざまで、情報過多な時代だからこそ迷ってしまうことがあるかもしれませんね。今後は社会のグローバル化が一層進むと言われますが、お子さんの将来をどのようにお考えですか?

 

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Rママ

娘は、最近になって高校在学中に留学をしたいと言うようになりました。まだ何になりたいというものは見つかっていませんが、英語を使って何かをしたいという思いはわかったので、「2020年の東京オリンピックでボランティアができるようになったらいいね」と私が言うと、「職業以外の目標でもいいんだ」と気が楽になったようで、それが留学決意の後押しになりました。

 

 

 

留学中にグローバルな視野が広がるでしょうし、そこで将来の夢を見つける可能性もありますね。

 

 

 
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Hママ

上の子は日本が大好きで留学などには興味がないタイプですが、下の子は中学入学前から、留学して英語が話せるようになりたいと言っています。行きたいのなら応援するつもりですが、あまり家庭で留学を推奨すると、上の子が卑屈になってしまうので、「留学しないことがいけないことではないんだよ」と伝えています。

 

 

 
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Tパパ

以前のように、大企業に入社しても、必ずしも生活が安定するとはいえない時代です。父親同士でも、今後はグローバルな感覚を身につけさせたほうがいいと話しているのを聞きますね。ただ、Hさんのお話にもあったように、自分の子どもにそういう志向がなければ、押し付けるのはどうかと思います。子どもの将来は親が決めるものでもないですし。もちろん、求められればアドバイスはしますが、自分の将来は自分で見つけるものだと思います。

 

 

 
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今月の先輩ママ・先輩パパ

Rママ

私立共学進学校高校1年生の女の子と、公立小学校6年生の男の子のママ。専業主婦。

Hママ

私立女子進学校高校1年生の長女と、公立小学校6年生の次女のママ。専業主婦。

Sママ

私立女子進学校を卒業した大学4年生の女の子と私立男子進学校高校2年生の男の子のママ。専業主婦。

Iママ

私立男子進学校高校2年生の長男、公立小学校6年生の長女、公立小学校4年生の次男のママ。パート勤務。

Mママ

私立共学進学校高校1年生の男の子と、私立女子進学校中学3年生の女の子のママ。専業主婦。

Aママ

私立女子進学校高校2年生の女の子と公立小学校6年生の男の子のママ。専業主婦。

Nパパ

私立男子進学校を卒業し、大学卒業後就職2年目の長男、別の私立男子進学校を卒業した大学3年生の次男のパパ。会社員。

Kパパ

私立女子進学校を卒業した女の子と私立男子進学校を卒業した男の子の双子の大学3年生のパパ。2年前に定年退職。

Wパパ

公立高校を卒業した大学3年生の長女と、私立男子進学校を卒業した大学3年生の長男のパパ。カメラマン。

Tパパ

私立男子進学校を卒業した大学3年生の長男と、同じ私立男子進学校高校2年生の次男のパパ。会社員。