進学通信2014年9月号

今月のテーマ
わが子に合うのは男子校? 女子校? 共学校?
それぞれの特性を知って志望校を選ぼう

最終的な志望校選びの時期に入ってきました。
男子校・女子校・共学校という選択は、中学受験の選択肢の一つです。
ただ、この時期になって迷う保護者も出てきているのでは?
在校生ママ達に、お子さんの学校生活から感じる印象を本音で聞かせていただきました。

【1】男子校ならではの仲間意識の強さと共に女性へのやさしさが育つ

Sさんのご家庭では、最初から男子校を希望されていたのですか?

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Sママ

男性と女性が社会で協働するのは当然だという考えがあるので、わが家では共学に行かせたいと考えていました。ただ、息子は男子校にしか興味がないと初めから言っていました。それは通っていた公立の小学校に、とても強い、活発を超えるような女の子がたくさんいたのが理由です。それに男の子にありがちな、「女なんて」という時期がちょうど重なったのが受験生活の時で、選択肢は男子校しかなくなりましたね。

 

では、男子校の中で志望校を決めるポイントとなることはありましたか?

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Sママ

そもそも私が中学受験をさせたいと思った理由は、私がOL時代に人事で採用の仕事をしていたことにさかのぼります。社員を採用するときには、もちろん面接で人物を見ます。ただ、その前に書類審査があり、学歴がないと、どういう人間かを見られる前に落とされてしまうのです。その現実を知った私は、息子が将来何かの仕事をしたいと思った時に、書類審査で落とされる人生は嫌だなと思いました。ですから、学歴をつけること、つまり大学進学を意識して中高を選びましたね。

 

学習面で面倒見がよい学校という選択になりますか?

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Sママ

いえ、それは違います。中学受験では、私がレールを敷いてそこに息子を乗せてやってきたという自覚があります。これでまた、中学・高校は面倒見がよく、生徒をレールに乗せてやってくれるような学校だと、自分で考えることができない人間になってしまうと考えました。それで、大学への合格実績がありながら、比較的自由な校風で、自分でレールを敷けるような教育をしてくれそうな学校を選びました。

 

現在、男子校に通われて3年目ですが、どのように成長されていますか?

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Sママ

男の子同士でないと話せないこともありますし、生徒同士の仲間意識が非常に強いなと感じます。これは女の子がいたらそこまでの絆はできないのではないかなと思いますね。それから、学校の授業でも習うらしく、女性への尊敬とか感謝の念を持つようになりました。私に対しても、例えば「今日のお弁当はソースの味がおいしかったよ♪」「お母さん、腕上げたね!」などと感想や感謝の言葉を言ってくれます。

 

それは、お母様もうれしいですね。心配なことなどはありますか?

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Sママ

笑ってしまうような話ですが、先日、私が新しい口紅をつけていました。いつもはピンク系を選ぶのですが、そのときはオレンジ系の口紅でした。帰宅した息子が私を見て、「お母さん、今日お昼にナポリタン食べたの?」って聞くのです。女性にストレートに言っていいことと悪いことがわからないんですよね。共学だったら、自然にわかるようになって、こんなことを言い出さないだろうなと、正直思いました(笑)。

 

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Hママ

ウチは女の子ですが、私が髪の毛を切ったことにも気づきませんよ。お母さんの口紅の色が違うことに気づくなんてすごいですね。

 

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今月の先輩ママ

Sママ

私立男子進学校の中学3年生のママ。両親は共学校がいいと思ったが、本人が男子校を強く希望。
「将来的に女性と自然に接することができるようになるのか、少し心配……」

Fママ

私立女子進学校の中学3年生のママ。ママ自身の中高時代の経験から娘には女子校がいいと考えた。
「女子だけの穏やかな環境で、勉強に打ち込めるのはいいなと思います」

Hママ

私立大学附属共学校の中学3年生女子のママ。第一志望は女子校だったが、今は共学の良さを実感。
「行事では男女協力する経験ができ、楽しい学校生活を送っています」