進学通信2014年7月号

今月のテーマ
2014年の中学受験 合格保護者はどんな基準で学校選びを行ったのか

私立中学へ入学したい! という強い意志は共通していても、各家庭の教育方針やお子さんのやりたいことは違います。
学校選びや併願作戦のこだわりを先輩保護者に聞きました。

【2】環境や学びたいことなど本人の希望を最優先に志望校選びをサポート

学校選びでこだわったことはどんなことでしょう?

Nmama

Nママ

本人ではなく私のこだわりだったのですが、併設小学校のないところを探しました。子どもは適応できるかもしれませんが、私立小学校に通わせるのは、やはり特別な家庭というイメージがあり、ウチは普通のサラリーマン家庭なので、併設小のある学校は居心地が悪そうだな、と避けてしまいました。

 

必ずしもそうではないと思いますが、ぜひ実際に学校へ足を運んでみるといいですね。もし、希望の学校に合格できなかった場合は、公立中学校へ進学することも考えましたか?

Nmama

Nママ

全部不合格なら仕方がありませんが、本人はどうしても私立に行きたいと言っていたので、1月に受験した他県の学校だけが合格だった場合は、一家で引っ越してそこに入学させようかと考えました。

 

Smama

Sママ

ウチも同じ考えでした。万一の場合は引っ越そうと。公立は考えなかったですね。

 

やはり私立の教育に大きな期待をされていたのですね。

Nmama

Nママ

娘は英語が好きで、ずっと習っていました。私学は英語教育に力を入れているところが多く、大抵公立よりも英語の授業時間数が多いので、そこはとても期待したところです。

 

Sさんはどのように志望校を決められましたか?

Smama

Sママ

大学付属校は全く考えませんでした。大学は自分で好きな学部学科を選んで受けてほしいと思ったからです。ウチが男子校を選んだのは、Nさんと男女逆のパターンで、息子は小学校で女子のいじわるに苦しみました。男子同士ならケンカして殴り合いもできますが、女子には手を出してはいけないと言われて、女子に蹴られても我慢しなければならないストレスがあったようです。私は将来のことを考えて、「女の子とのつき合いは大切よ」とアドバイスしたのですが、ひとまず女子とはおさらばしたいそうです(笑)。

 

男子校もさまざまですが、実際に多くの学校に足を運ばれましたか?

Smama

Sママ

そうですね。学校の近くを通った時にも、息子と似たような雰囲気の生徒がいるかどうか気をつけて見るようにしました。似たような雰囲気の子がたくさんいて、私も違和感がなければ合う学校なのかなと推測できます。また、本人が理数系の勉強をしたいと言っていたので、そういう教育に力を入れている学校を探しましたね。

 

受験校の大学合格実績は気にされましたか?

Smama

Sママ

過去に何人難関大学に合格したかを聞いても、大学受験は本人ががんばるべきことなので、あまり関係ないと思いました。その代が特別優秀だったということもありますし、ウチの子の代がそうなるとは限らないので、冷静に見ていました。

 

Ymama

Yママ

私は、前年度の大学合格実績は多少気にしました。それは、自分の子どもがどこの大学に入れるかという観点ではなく、中学受験の倍率に影響するからです。例えば東大に合格者が多かった次の年は、中学受験の人気が上がり、倍率が上がることが多いですよね。

 

よく研究されていますね。偏差値などは重視されましたか?

Nmama

Nママ

子どもの学力に余裕があって、ある程度成績上位にいられる学校がいいと、私は考えていました。そこで学校推薦をいただいて、大学に進めるくらいだといいなと。でも、本人はあえて高い偏差値の学校に挑んでいくタイプになっていきました。

 

お母様が当初考えていた学校とは違う学校に入学されたのですね。

Nmama

Nママ

はい。本人の希望の学校に入学したのはいいのですが、それほど面倒見のいい学校ではないので、大学受験のために皆さん塾に通っているといううわさを聞き、経済面の負担が気になっています。

 

Smama

Sママ

私はどこの中学校でも塾に行くのが一般的だと思っていました。行くのは当然で、いつから行くのかが問題なのかと。

 

Nmama

Nママ

私学でもそうなんですね。今は現役志向が強いからでしょうか。浪人すると、もっと費用がかかりますからね。

 

Ymama

Yママ

でも、小学校と違って、塾や予備校に行っている子が必ずしも成績がいいとは言えないようですよ。

 

私立中高には、予備校や塾に行かずに難関大学に合格する生徒も多数いると聞きます。学校の先生に質問に行ったり、学校の講習や補習を上手に使ったりして、大学受験までの勉強をこなす生徒もいるようです。

 

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今月の先輩ママ

Yママ

私立男子進学校に通う中3生と、同じ学校にこの春入学した中1生兄弟のママ。6年間じっくりと集中できる環境を与えたくて私学を選択した。
「私が小学校時代にキリスト教系の学校に通った経験から、大人になる前に宗教に基づく価値観や文化を知る意義を感じていました」

Nママ

私立女子進学校に入学した中1生のママ。地元の小学校が荒れていたのが中学受験のきっかけ。お子さんは女子校しか希望しなかった。
「いくら模試を受けても、本当に合格するものなのか不安でした。1月の受験校に合格したときはうれしくて、事前受験をしてよかったと思いましたね」

Sママ

私立男子進学校に入学した中1生のママ。小学校の女子が乱暴だったので、本人が「絶対男子校がいい」と主張。
「万一志望校が不合格になった場合は、家族で引っ越しをして、1月に受験した他県の学校に入学することも考えました」