進学通信2014年7月号

今月のテーマ
2014年の中学受験 合格保護者はどんな基準で学校選びを行ったのか

私立中学へ入学したい! という強い意志は共通していても、各家庭の教育方針やお子さんのやりたいことは違います。
学校選びや併願作戦のこだわりを先輩保護者に聞きました。

【1】それぞれの家庭にある私学で学ばせたい理由

なぜ、お子さんに私立中学受験をさせようと思われたのですか?

Ymama

Yママ

ウチは転勤族で、子ども達は小学校を2、3回変わっているのです。それで精神的に強くなった面もありますが、同じ場所でじっくり学んだほうが成長できるな、という思いが強くなりました。それで中高一貫の学校へ行かせたいと思うようになりました。

 

学校選びでは何をポイントにされましたか?

Ymama

Yママ

落ちついた雰囲気で、学校の教育方針に共感できるところですね。先生と生徒、先輩と後輩など、縦の関係がきちんと結べる学校がいいと思いました。男の子なので、社会に出たときのことを考え、力で押さえられるなど、少々理不尽な思いも学生時代に経験してほしいと考えたのです。ですから、ある程度厳しい学校を望んでいました。それから、私はできればキリスト教系の学校がいいなと思っていました。グローバル化が進み、海外の人と付き合う中で、文化や価値観を理解するのに宗教の知識は欠かせないと思うのです。わが家には信仰する宗教がないので、大人になる前に、そうした機会を与えてもらうと、理屈ではないものを学び取れると思います。

 

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お子さんやご主人の意見はいかがでしたか?

Ymama

Yママ

息子の希望は、校庭が広く、自然が感じられるところということでした。文化祭などが楽しそうという印象だけで決めるのではなく、日々の部活動や学校生活をイメージして、やりたい活動ができそうかどうかを考えました。
主人は学校のシステムがしっかりしているところが安心できるという意見でした。今は会社でも若い世代で私立中高出身者が多くなっており、あの学校出身だとこういうふうに育つんだなと思う場面があるようです。大人になっても出身校の校風はにじみ出るものなのですね。

 

Nmama

Nママ

わが家が受験を決意したのは、地域の公立小学校が荒れていたからです。低学年の時期に、授業中に廊下に寝転がったり校庭に出たりする子がいて、もっと過激な子は窓ガラスを割ったりしていました。その子達と同じ中学校に上がるのは避けたいと思ったのがきっかけです。

 

女子校と共学校では迷いはありませんでしたか?

Nmama

Nママ

娘は同じ小学校の乱暴な男子が苦手で、「男子とは学びたくない、女子校がいい」と言い、私が気に入っていた女子校に行きたいと言うようになりました。後に、別の女子校を志望するようになるのですが……。主人は、「社会に出たら男女一緒に仕事をするのだから、共学校も考えてみたら」と言っていましたが、娘は見にも行きませんでしたね。

 

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今月の先輩ママ

Yママ

私立男子進学校に通う中3生と、同じ学校にこの春入学した中1生兄弟のママ。6年間じっくりと集中できる環境を与えたくて私学を選択した。
「私が小学校時代にキリスト教系の学校に通った経験から、大人になる前に宗教に基づく価値観や文化を知る意義を感じていました」

Nママ

私立女子進学校に入学した中1生のママ。地元の小学校が荒れていたのが中学受験のきっかけ。お子さんは女子校しか希望しなかった。
「いくら模試を受けても、本当に合格するものなのか不安でした。1月の受験校に合格したときはうれしくて、事前受験をしてよかったと思いましたね」

Sママ

私立男子進学校に入学した中1生のママ。小学校の女子が乱暴だったので、本人が「絶対男子校がいい」と主張。
「万一志望校が不合格になった場合は、家族で引っ越しをして、1月に受験した他県の学校に入学することも考えました」