進学通信2014年2・3月合併号

今月のテーマ
中高生活6年間を振り返って 私学で培ったものとは?

中学受験を経て私立中高に通ったお子さん達は、どんな学校生活を送り、卒業後はどのように過ごしているのでしょうか? そして私立中高では何を得られたのでしょうか。現在大学生、大学院生になったお子さんを持つママ達にお話をうかがいました。

【4】先輩ママから 学校選びのアドバイス

実際に学校を見て、偏差値ではなく校風で選んで

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Kママ

私学は学校によって校風がそれぞれ違うので、説明会や行事に足を運び、親子でここがいいなと思うところを選ぶことが大切です。直感でいいと思います。案外それが当たります。
2人の子ども達は、それぞれ第一志望の中学に入学し、いい仲間と出会い、個性を大切にしながらも、学校の色に染まることができました。有意義な6年間だったと思います。現在は、それぞれ大学院と大学で学生生活を送っており、苦労や悩みもあるようですが、大切な心の成長だと思って見守っています。親としては、もう話を聞くぐらいしかできませんが……。
中学受験での母親の役割は、子どもの成績に一喜一憂せず、食事やスケジュール管理のサポートに徹するくらいのスタンスがちょうどいいと思います。私はそれができず、成績が常に気になって精神的に大変でした(笑)。今となっては懐かしい思い出です。

 

どういう6年間を送らせたいかがポイント

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Mママ

私は、娘に中高時代に何をさせたいか、どんなふうに過ごさせたいかを考えて学校選びをしました。まず、あまりにもかけ離れた生活をしている家庭や、教育熱心すぎる保護者が多いと思われる学校は避けました。そして、私は子どもに6年間しっかり勉強してほしいということと、親の目が届く範囲で生活してほしいと思い、派手な雰囲気や自由な校風の学校は候補から外しました。
娘の通った学校は、地味でおとなしい子が多かったですが、それなりにまじめに6年間学校生活を送りました。卒業後、娘は大学デビュー(笑)して、現在はとても華やかな大学生活を送っています。楽しいことは大学に入ってからで十分。これで良かったと思っています。

 

成績に余裕を持てる学校で学ぶのも手

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Sママ

息子は最難関と言われる中学校のひとつをめざしていましたが、残念ながら第二志望校に進学。ただ、それが良かったと思うことがいくつもありました。学校の成績はとくによくありませんでしたが、ほどほどの努力で自分が思った順位をキープしていられました。あまりガツガツ勉強するタイプではないので、先生がある程度強制的に勉強させてくれる態勢も助かりました。天才肌ではなく、努力型の生徒が多く、まじめに勉強に取り組む環境も良かったと思います。こうしたことが功を奏して、中学受験の頃には想像していなかった国立大学医学部受験を現役で突破することができました。成績がギリギリで入った学校ではこうはいかなかったかもしれません。やはり、真ん中以上の成績をとれたほうが本人もやる気になり、学校が楽しくなります。入学後の成績に余裕が持てることも、学校選びの大事な視点かもしれません。
実は、息子が中学入試で第一志望校に行けなかったことを、本人は割りきっていたようなのに、私は気持ちのなかで6年間引きずりました。大学受験が終わってようやく「これで良かったんだ」と心から思えるようになったのです。中学受験に向かっているときは、中学に合格するという目標しか見えなくなりがちですが、そこがゴールではありません。最終学歴はもっと先ということが、やっとわかりました。将来を見据えた学校選びをお勧めします。

 

今月の先輩ママ

Kママ

私立難関男子進学校を卒業して最難関国立大学に進学、現在同大学大学院1年生(長男)と、私立難関女子進学校を卒業した難関私立大学2年生(長女)のママ

Mママ

私立女子進学校を卒業した難関私立大学3年生のママ

Sママ

私立難関男子進学校を卒業した国立大学医学部1年生のママ